YEデジタルと豊田自動織機 物流DX加速へ業務提携
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(株)YE DIGITAL(本社:北九州市小倉北区、玉井裕治代表、以下YEデジタル)は21日、(株)豊田自動織機(愛知県刈谷市、伊藤浩一代表)と物流DXの加速を目的とする業務提携契約を締結したことを明らかにした。倉庫自動化システム(ソフト)を提供するYEデジタルと、フォークリフトなどハードに強みがある豊田自動織機が強固な関係を構築することで、物流DXの一層の推進を目指すことが提携の目的だとしている。
物流業界では、ECの利用拡大による物量の急増、市場ニーズに合わせた多品種小ロット・時間指定納品など、物流サービスのニーズが多様化。さらに少子高齢化による物流労働人口の減少や、2024年問題に代表される労働時間制限の影響で、物流に携わる人材不足が深刻化しており、倉庫における自動化ニーズは急激に高まっている。
そうした状況下で、YEデジタルはとくに物流領域における事業拡大を目指し、自動化設備やロボットの一元制御・同期を行う倉庫自動化システムや、倉庫業務の意思決定支援ダッシュボード「Analyst-DWC」の拡販に注力している。
豊田自動織機は、世界的フォークリフトメーカーで、国内では1980年代から物流システムの開発、製造、販売を開始し、自動倉庫や無人搬送車を中心に優れた自動化機器を提供している。
また、近年は、少子高齢化にともなう労働力不足やeコマースの進展などを背景に、高まる物流自動化ニーズに応えるために、欧米の物流システム会社を買収するなど、グローバルで物流ソリューション事業を強化している。
YEデジタルの玉井代表は、「この提携を通じ物流業界のDX化を加速し顧客の課題解決につながることを期待している。とくに、豊田自動織機の営業力とYEデジタルのシステム開発力およびデータ活用サービスにより、顧客へより迅速かつ効率的なシステムやサービスを提供することを目指す」とコメントしている。
【田中直輝】
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