2024年12月27日( 金 )

リニアに慎重対応すべき鈴木新知事

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 NetIB-NEWSでは、政治経済学者の植草一秀氏のメルマガ記事を抜粋して紹介する。今回は「JR東海はリニア建設の早期中止の決断を下すことが賢明である」と訴えた5月27日付の記事を紹介する。

5月26日に実施された静岡県知事選で立憲、国民が推薦する前浜松市長・鈴木康友氏が勝利した。
自民が推薦した元静岡県副知事の大村慎一氏は落選した。本ブログ、メルマガが求めた結果が実現した。

川勝平太氏前知事は4月1日の静岡県入庁式でのあいさつで失言があり知事を辞職した。その辞職にともなう県知事選で自民推薦候補の大村慎一氏の応援演説をした上川陽子外相が問題発言をした。
「産まずして何が女性か」
「産みの苦しみは本当にすごい」と述べた。

「産まずして何が女性か」の発言は、明らかに子を産まぬ女性に対する侮辱発言。川勝知事を辞職に追い込んだメディアが公平なら上川陽子外相も辞職に追い込むのが順当だった。しかし、政治権力と癒着するメディアは上川外相に対しては激しい攻撃を展開しなかった。

メディアの偏向。これが日本をダメにしている大きな要因だ。川勝平太知事は4月1日の発言以前から激しい攻撃を受け続けてきた。リニア中央新幹線建設を止めてきたからだ。

利権に群がるシロアリやハイエナやゴキブリがかまびすしい。コロナも同じ。利権に群がるシロアリ、ハイエナ、ゴキブリがワクチン大合唱を演じた。

しかし、ワクチン接種に連動して日本の死亡者が激増。2020年比で死亡数が年間20万人も増えた。史上最悪の薬害問題が広がっていると見られる。しかし、ワクチンの危険性を指摘した優れた人々は脇に置かれ、ワクチン利権に狂奔したシロアリの類が跋扈する。

川勝知事がリニア新幹線工事を止めてきたことは大きな功績。JR東海は無謀な計画を掲げ、安倍元首相との癒着関係をテコとして活用してリニア新幹線建設を強行してきた。しかし、多数の問題が噴出しており、建設完了の見通しはまったく立っていない。

川勝平太知事が止めてきたのはリニア新幹線の静岡工区。リニアが大井川上流の地下を通過する。このため、JR東海は大井川上流を管理する静岡県の許可を得なければ大井川上流の地下を通過するトンネル工事に着工できない。

工事で大井川の流量が減少すると見込まれ、川勝知事は工事着工に許可を出さずにきた。JR東海は2027年度の竣工を目指してきたが、ついにこれを断念した。

※続きは5月27日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「リニアに慎重対応すべき鈴木新知事」で。


▼関連リンク
植草一秀の『知られざる真実』

関連キーワード

関連記事