田母神元航空幕僚長、東京都知事選への立候補意向示す
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元航空幕僚長の田母神俊雄氏が本日、6月20日に告示される東京都知事選(7月7日投開票)に立候補する考えを自身のSNSで表明した。
田母神氏は、X(旧Twitter)において「自民党が保守系の候補者を立てることが出来ないようですので、7月7日の都知事選に無所属で立候補します」と、今回の出馬表明が保守層を意識したものであることを明らかとしている。
田母神氏は1948年7月生まれ。防衛大学校卒業後、航空自衛隊に入隊。統合幕僚学校長、航空総隊司令官などを歴任し、2007年に自衛隊最高幹部において大将に相当する職位の航空幕僚長に就任した。08年にアパグループ主催の懸賞論文に応募。表彰を受けた論考の内容が政府見解に反するとして幕僚長を更迭された。退官後、保守色の強い言論活動を展開し、支持者からは「田母神閣下」と呼ばれている。
田母神氏をめぐっては14年の都知事選に立候補した際に、政治資金の一部が使途不明となったことが問題となった。16年3月、東京地検特捜部が業務上横領容疑で都内の資金管理団体の事務所などを家宅捜索した。
その後、運動員に現金を配ったとして公職選挙法違反(運動員買収)罪で逮捕され、有罪判決が確定。公民権停止5年の処分を受けている。裁判において「もう政治にはかかわらない」とも発言していた。
特捜部の捜査は、田母神氏の選対本部長を務めた保守系放送局「日本文化チャンネル桜」の水島総氏が告訴状を提出したことなどから行われた経緯もあり、田母神氏と距離を置いた保守系文化人は多い。現在、田母神氏を応援する保守層は少ないとの見方もある。
【近藤 将勝】
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