2024年12月22日( 日 )

アビスパ、8発快勝で初戦突破 福岡8−0福山

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イメージ    サッカーJ1リーグアビスパ福岡は 12日、 ホームのベスト電器スタジアムに 福山シティFC を迎え、天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会第2回戦の試合を行った。広島県代表の福山シティFCは、現在5部にあたる中国サッカーリーグに所属。将来のJリーグ昇格を目指しているクラブだ。一回戦では格上の沖縄SV(JFL所属)を3-0で下し、勢いに乗っている。

 対するアビスパは、昨年優勝をはたしたルヴァンカップではすでに敗退。 もう1つのカップ戦である天皇杯で結果を残すためには、 取りこぼせない一戦である。

  試合は地力に勝るアビスパが押す展開。MF北島祐二の直接フリーキック、FWウェリントンのポストプレーからDF宮大樹のシュートなど、畳みかけるように攻撃を仕掛けていく。これが実ったのが30分。自陣深いところでボールをもったDFドウグラス・グローリが前線のMF北島に鋭いロングパスを通すと、北島がゴール前にクロスを送る。これをウェリントンがヘディングで叩き、アビスパが先制に成功する。さらに43分、グローリが今度は敵陣右サイドから送ったクロスを逆サイドに走りこんだFW金森健志がヘディング、これも決まって2-0で前半が終了。福山は粘り強く守り、カウンターを繰り出すシーンもあったがアビスパの堅守に阻まれる。

 後半になると、長谷部茂利監督が次々に繰り出す攻撃的な選手交代がアビスパの攻撃をさらに加速させる。51分には金森のクロスを北島が頭で決めて3-0、65分にはウェリントンに代わって入ったFWシャハブ・ザヘディが見事なドリブルで切り込み、左足を一閃して4-0。72分、コーナーキックからのクリアボールを後半から出場していたMF松岡大起がダイレクトボレーで叩き込んで5-0。75分にはFW鶴野怜樹がエリア内で倒され、PKの判定。鶴野がそのままPKを蹴るが、これは福山のGKが何とか弾く。しかし走りこんできた鶴野がこれをゴールに流し込んで6-0。

 この後もザヘディ、松岡がそれぞれゴールを奪い、アビスパは大量8点を奪って快勝をはたした。福山は退場者を2人出してしまい数的不利となったが、最後まであきらめずにゴールを目指す姿勢はすばらしいものがあった。

 しっかりと力の差を見せつけたアビスパは、7月10日開催の3回戦でJ2の愛媛FCと対戦する。そしてリーグ戦では、いよいよ16(日)にサガン鳥栖との九州ダービーが迫っている。宿敵との一戦を前に大量得点を挙げたアビスパ攻撃陣は、まさに絶好調といえるだろう。

 16日には、満員のベスト電器スタジアムでサガン鳥栖とのダービーマッチを迎えたいもの。チケットはJリーグチケットサイトから購入可能だ。

【深水央】

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