2024年12月22日( 日 )

岡野バルブ製造、24年11月期中間決算の業績予想を大幅に上方修正

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 19日、岡野バルブ製造(株)(本社:北九州市門司区、岡野武治代表)は、2024年11月期中間決算の連結業績予想を大幅に上方修正した。

 今回の修正予想によると、売上高は37億7,000万円で前回予想の29億4,600万円から8億2,400万円増加し、増加率は28%となった。営業利益は7億6,200万円で、前回予想の9,400万円から6億6,800万円の増加、増加率は710.6%に達した。経常利益も8億3,500万円で、前回予想の1億2,700万円から7億800万円増加し、増加率は557.5%となった。四半期純利益は5億9,500万円で、前回予想の8,600万円から5億900万円増加し、収益から利益まで大幅な上方修正となった。

 また、通期の連結業績予想も修正され、売上高は75億600万円となり、前回予想の72億4,300万円から2億6,300万円増加した。営業利益は8億8,000万円で前回予想の4億9,200万円から3億8,800万円増加、経常利益は9億8,000万円で前回予想の5億4,700万円から4億3,300万円増加した。当期純利益は6億5,000万円で、前回予想の3億6,300万円から2億8,700万円増加し、こちらも利益面で大きく上方修正されている。

 業績修正の理由としては、島根原子力発電所2号機の再稼働に向けた工事の前倒しや、火力・原子力発電所向け取替部品の販売好調、および上越火力発電所や能登半島地震にともなう七尾大田火力発電所の点検工事の増加が挙げられた。また、売上高のうち採算性の高い取替部品の割合増加や、メンテナンス部門での人的資源の有効活用が利益増加に寄与したとしている。

【寺村朋輝】

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