林官房長官が下関市で就任後初の国政報告会を開催~1,500人が集まる
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林芳正内閣官房長官(衆議院山口3区)は、20日山口県入りし、後援会の関係者らに国政報告を行った。官房長官就任後、初めての「お国入り」であった。同日、美祢市や萩市などで国政報告会を開催した。
21日午前11時から下関市の海峡メッセ下関で行われた報告会には、村岡嗣政山口県知事をはじめ、県選出の国会議員、地方議員、地元経営者など約1,500人(主催者発表)が出席し、林氏の言葉に耳を傾けた。国会議員は、吉田真次(山口4区)・杉田水脈(比例中国)両衆議院議員のほか、北村経夫参議院議員が参加した。
林氏は「9月には党総裁選が、来年10月までには必ず衆議院の解散総選挙があり、来年夏は、参議院選挙がございます。私からも北村(経夫)先生へのご支援をお願い申し上げたい」と述べたうえで「来年まで衆議院議員は常在戦場だが、官房長官の職責で、なかなか直接(選挙の)準備ができない。今日お集りの皆さまのお力を賜って、しっかりと新3区での戦いを進めていきたい」と語った。
来賓の村岡知事は「官房長官の仕事は重責。さらにこの国のために活躍していただきたい」と激励した。
乾杯の挨拶の後、和やかなムードで祝宴が行われた。下関で集いが開かれるのは2020年1月以来4年半ぶりであり、盛況であった。林氏は各テーブルを回り、1人ひとりの支援者に挨拶を行い、写真撮影にも気軽に応じていた。
ある支援者は「林先生に、ぜひ、伊藤博文や岸信介などに続く山口県9人目の総理大臣になっていただきたい」と語り、地元支援者の林氏への強い期待がうかがわれた。
林氏は次期衆院選で下関市などを選挙区とする新山口3区からの立候補を予定しているが、官房長官就任後初めてのお国入りとなった今回、早ければ年内にも行われる解散総選挙を意識して、新3区となる5市で国政報告会を開催したものとみられる。
当日は、山口県警の警護員や制服の警察官が会場入り口で警戒を行った。参加者に対して金属探知機による手荷物検査も実施され、政府要人の安全の確保が図られるよう努めていた。
【近藤将勝】
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