2024年11月25日( 月 )

イ・デホ選手、メジャー挑戦

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

deho 福岡ソフトバンクホークスに2年間在籍し、日本一の立役者にもなった韓国出身のイ・デホ選手が3日、ソウル市内で会見を行い、「メジャー挑戦」を明らかにした。ホークスとは複数年契約を結び、来年も契約期間を残していたが、来年の契約はオプションでイ・デホ選手の意向が優先される。

 イ・デホ選手は記者の質問に対し、「メジャーリーグが夢で、日本進出の時から、気持ちはアメリカ進出に向かっていた。30代中盤になったので、今回のチャンスを逃せば難しい。家族と話し合いを重ねたが、信じてついてきてくれるということで決心した。日本で打率が落ちたが、韓国よりも、ピッチャーが変化球を多投するので我慢してきた」と述べた。

 韓国からはチュ・シンス選手(テキサス・レンジャーズ)やカン・ジョンホ選手(ピッツバーグ・パイレーツ)らが、メジャーリーグでプレーしている。イ・デホ選手は「シンス選手は言葉も通じないところで苦労したと思う。私は韓国から日本を経ていくことになるので、日本での経験が役に立つだろう。韓国で学んだ野球をアメリカで試したい」と話した。

 イ・デホ選手は、韓国ロッテを経て、2012年に日本・オリックスに入団。昨年ホークスに移籍し、今年は打率.282、ホームラン31本、98打点という成績を残した。打撃の軸が抜けることで、ホークスとしては外国人打者の補強なども検討していくことになる。イ・デホ選手獲得については、韓国、日本での実績から、メジャー数球団が名乗りを上げると見られている。しかし、イ・デホ選手は、現時点での移籍先について「行きたいチームを考えたことはない。メジャーへの進出を決定して時間はそんなに経っていない。移籍先が決まったら、シンス選手やジョンホ選手に連絡してアドバイスを貰いたい」とした。

 在籍したホークスについては「福岡では全市民がソフトバンクを愛している。コーチやスタッフ、選手たちが韓国語で話しかけてくれた。優勝するためにソフトバンクを選び、優勝できてよかった」と語った。

【杉本 尚丈】

 

関連記事