広告制作のカギは「メッセージの明確さ」
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広告を制作する際、重要なポイントとなるのが、メッセージの明確さです。訴求したいものを盛り込みすぎて、「結局何が言いたいの?」という広告を見ることもありますが、これは避けるべき状況です。広告は、読者に対して明確かつ簡潔にメッセージを伝えることが目的です。曖昧で散漫なメッセージは、広告効果を大きく損ないます。
自社のアイデンティティーを明確に
前回の記事で「自社が何屋さんかを明確にすべき」だとお伝えしましたが、これは広告制作でも重要です。自社のアイデンティティーを明確にし、どのような価値を提供する企業であるかを、はっきりと読者に伝えることが求められます。広告は、伝えたいメッセージを絞り込み、わかりやすくすることで、その効果を最大限に引き出せます。
たとえば、「すごいスペックのAがあって、しかも激安のBもあって、あのCも関わっていて、DはDですばらしくて、そういえばFも良いんだよね」と広告に書かれている場合、読者は「で、何が言いたいの?」と混乱してしまいます。このように、多くの情報を詰め込もうとするあまり、どの要素が最も重要なのかが伝わらなくなります。情報が多すぎると、読者は1つひとつのポイントを理解しにくくなり、広告の目的を達成することが難しくなります。
メッセージを絞り込む
一方で、「Aというすばらしい商品、いかがですか?」とシンプルに書けば、読者には1つの明確なメッセージが伝わりやすくなります。このように、広告は1つの主題にフォーカスすることが効果的です。広告のメッセージを絞り込み、明確にすることで、読者に対して強い印象を与えられます。
極端な表現かもしれませんが、メッセージの明確さは非常に重要です。広告の目的は、読者に何を伝えたいのかを一目で理解させることです。多くのメッセージを一度に伝えようとせず、絞り込むことで広告効果を高められます。読者が一目で理解できる広告を作成することで、より多くの人々に自社の魅力を伝えることができるでしょう。
次回も、マーケティングに役立つ情報を提供していきますので、ご期待ください。
<プロフィール>
山本啓一
(やまもと・けいいち)
1973年生まれ。大学に5年在学し中退。フリーターを1年経験後、福岡で2年ほど芸人生活を送る。漫才・コントを学び舞台や数回テレビに出るがまったく売れずに引退。27歳で初就職し、過酷な飛び込み営業を経験。努力の末、入社3年後には社内トップとなる売上高1億円を達成。2004年、31歳でエンドライン(株)を創業。わずか2年半で年商1億2,000万円の会社に成長させる。「エッジの効いたアナログ販促」と「成果が見えるメディアサービス」でリアル店舗をモリアゲる「モリアゲアドバイザー」として、福岡を中心として全国にサービス展開中。月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
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