2024年12月04日( 水 )

新たな戦争。中東への関心が薄れるなかレバノンで新たな戦争が

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 映画の配給・宣伝・制作を手がけるユナイテッドピープル(株)(福岡県糸島市、関根健次代表)からのニュースレター「ユナイテッドピープル通信」の一部を抜粋して紹介する。

 参りました。9月21日、国連が定めたピースデーのフェスを終えた数日後に、イスラエルがレバノンのヒズボラ拠点、約1,600カ所を空爆。子ども50人を含む死者550人以上と過去最大の被害が出ています。

 たった1つしかない空港は、イスラエルの攻撃により使えず、レバノン南部から北部やシリアに人々は避難を始めています。

 ユナイテッドピープルは、国連UNHCR協会の主催している難民映画祭に毎年協力していますが、今回の攻撃で南部ティレのUNHCR事務所職員が殺されてしまいました。

 空爆は、南部のみならず、ベイルートやベッカー高原にもおよんでいます。ベッカー高原の周辺には、ユナイテッドピープルが輸入しているピースワイン、メルセルワインのブドウ畑もありますので、心配しています。皆無事ですが、精神的に追い詰められています。約1年前にハマス・イスラエル戦争が始まり、この戦争が集結しないまま、新たな大規模戦争が今度は、ヒズボラ・イスラエル間で始まってしまいました。日本を含む米英などの国々が、21日間の停戦要求をイスラエルは無視して攻撃を続けています。何とか戦争を止めねばなりません。

 映画『私は憎まない』の主人公でガザ出身医師、アブラエーシュ博士のことについてなど、クロスメディア番組「月刊ドットワールドTV」初回ゲストとして出演してお話しました。
https://dotworld.press/dot-worldtv_1/

 アブラエーシュ博士から、メキシコで先日開催された第19回ノーベル平和賞受賞者サミットでのスピーチ映像が送られてきました。

 ノーベル平和賞受賞者たちからイゼルディン・アブラエーシュ博士への「謝罪と表彰」がありました。カイラシュ・サティーアーティさんのお話の後、わずか3分のスピーチでしたが、ヒューマニティーを、人間の尊厳を訴える博士にスタンディングオベーションでした。

 「彼は自分の真実とアイデンティティを世界に伝え、パレスチナとガザの未来への希望を語り、観衆からスタンディングオベーションを受けた。愛と慈愛、そしてより良い世界と未来への希望に満ちた、力強く謙虚な瞬間だった。」
https://www.youtube.com/watch?v=pZI5p7HLqXU

 ご本人は5度ノーベル平和賞にノミネートされ、「中東のガンジー」などと称えられている人物です。

 いよいよ3日の来日に備え、最終準備を進めています。東京都内のみとなりますが、10月4日から7日、連日上映トークイベントを予定しています。本人の魂のこもった平和のメッセージを直接聞いてください。
https://unitedpeople.jp/ishall/archives/15682

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