2024年12月24日( 火 )

上場6社の粗利益率 スーパー3社は原価高で悪化、低価格3社は改善

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 上場6社の直近決算によると、イオン九州とイズミ、リテールパートナーズ3社が8月中間期で粗利益率を悪化させたのに対し、ミスターマックスHDと6~8月期のコスモス薬品、大黒天物産の低価格3社は改善した。スーパー3社は仕入原価の上昇を転嫁できず、逆に競争激化で特売や値下げを余儀なくされたが、コスモス薬品と大黒天は扱い量の拡大で原価率上昇を抑え、一部は価格転嫁した。

 前年同期に比べイオン九州は25.74%と0.29ポイント、イズミは32.32%と1.44ポイント、リテールパートナーズは23.59%と0.57ポイントそれぞれ悪化した。イズミの悪化幅が大きいのはランサムウエア攻撃によるシステム障がいのため。食肉や飲料などの大手メーカーが円安を理由に出荷価格を引き上げたのに対し売価への転嫁が遅れた。これまで減っていた特売の比率が上昇したことも大きい・・・

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