福岡県知事選・服部氏、再選出馬意向を固める
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任期満了にともなう福岡県知事選挙に、現職の服部誠太郎知事(70)が再選を目指して立候補する意向を固めたことがわかった。26日にも正式表明する見通し。
服部氏は北九州市出身。中央大学卒業後、1977年に福岡県庁に採用され、県財政課長、福祉労働部長などを歴任。小川洋知事のもとで9年半にわたり副知事を務めた。
小川氏の病気療養による辞職に伴って行われた2021年4月の知事選で、自民党県議団など主要会派からの要請を受けて立候補。自民・立憲・公明・社民各党の推薦のほか、連合福岡や福岡県農政連など各種団体の支援を受けて初当選をはたした。
歴代福岡県知事は、小川氏や麻生渡氏が旧通商産業省(現・経済産業省)官僚で、中央官僚出身者が多かったが、服部氏が初の県職員出身の知事である。
就任した時期はコロナ禍の只中で、事業者支援や病床の確保に努めた。その後は水素や半導体、自動車などの分野での企業誘致や、人間と動物の健康および環境保全を一体的に考える「ワンヘルス」の推進、近年では、福岡県南部を中心に発生した豪雨災害対策などを推進した。
福岡県知事への立候補の意向を明らかにしたのは、服部氏が初めて。
前回の知事選で共産党は元福岡市議を無所属(共産支持)で擁立しており、今回も同様のかたちで擁立するかを模索している。
【近藤将勝】
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