2024年12月04日( 水 )

国民民主は「ザイム真理教」

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 NetIB-NEWSでは、政治経済学者の植草一秀氏のメルマガ記事を抜粋して紹介する。今回は国民民主党の政治姿勢を批判する12月2日付の記事を紹介する。

『ニコニコ生放送 長尾和宏チャンネル』
https://live.nicovideo.jp/watch/lv346428657
に出演させていただく。テーマは「財務省の嘘と医療マネー」。番組案内の告知文に以下のように記述されている。

〈今年も残すところあと1カ月。今年を象徴する新語・流行語大賞候補として、「新NISA」「インバウンド」「ホワイト案件」「裏金問題」等々が流行語大賞候補として挙がっている。大賞の発表は、12月5日に発表とのことだが、意図的に挙げられていない新語・流行語が1つあることに気が付きました。なんだと思いますか? 「はて?」そう、「ザイム真理教」である。もともとはネットから派生した言葉らしいが、ジャーナリストの森永卓郎さんのベストセラー驀進中の本のタイトルでもある。なぜこの言葉をあえて流行語から外しているのだろう? これ以上は流行らせたくないという国の思惑が見え隠れするように思う〉

流行語大賞は順当に選択されるなら「裏金」あるいは「裏金議員」だが、流行語大賞事業に公的資金が投下されているなら選考は歪められる。「ザイム真理教」も当然ノミネートされるべきだが、何らかの力が加わっている。こんな色のついた「流行語大賞」などやめて、ネット上での純粋投票による「流行語大賞」を創設すべきだろう。

いま何よりも求められる経済政策は「消費税減税」。「消費税廃止」が望ましいが、10%をいきなりゼロにするのは困難。そこで、まずは10%を5%に引き下げることを実行すべきだ。

10月27日の衆院総選挙で自公が過半数割れに転落。政権交代を実現できるチャンスだったが実現しなかった。理由は国民民主が自公にすり寄ったこと。非自公が1つにまとまれば政権交代を実現できた。非自公が1つにまとまり成し遂げられる二大政策がある。1つは企業献金の全面禁止。利権政治とは政治が利権支出をばらまき、恩恵を受けた企業が資金を献金でキックバックする構造のことを指す。

この構造を支えているのが「企業献金」。政党交付金制度を創設したとき、企業献金を廃止することが約束されていた。ところが、この約束が踏みにじられている。企業献金全面禁止は「政治改革」の核心だ。ところが、国民民主党が「企業献金禁止」を潰そうとしている。自公と一蓮托生である。

※続きは12月2日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「国民民主は『ザイム真理教』」で。


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