劇団わらび座 「どん底」から完全復活
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(一社)わらび座は、2024年8月期決算で一般企業の経常利益にあたる当期経常増減額について設立以来3期連続黒字となる5,226万円を確保した。企業の売上高にあたる経常収益は5億3,337万円。スポンサー収入や寄付金など、注力してきた公演以外の売上高が2割強に達し外部環境の影響を受けにくい体質づくりが進んだ。
年間1,000公演を開催していた(株)わらび座は、コロナ禍の影響で21年11月に民事再生法の適用を申請。その後、一般社団法人を立ち上げ、再生に取り組んできた。今回の決算報告は短期間で完全復活したことを印象付けるものとなった。
今期は主力の公演事業の構造改革と合わせて、全国的なパートナーシップの強化を図り、スポンサー、寄付金収入の50%増を目指す。
【鹿島譲二】
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