2025年01月08日( 水 )

英進館、「英進個別」を3年で50校開設へ

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 学習塾・英進館などを運営する英進館グループは、今春以降に個別指導塾の新ブランド・英進個別を積極展開していくことを発表した。

 事業計画では、2025年に10校、26年に20校、27年に20校を開設する計画となっており、年30億円の売上増を目標とした。

 これにともない、スクールマネージャーなど約100名の新規採用も行うとしており、学習塾経験者はもとより、ICTによるサポート体制により、未経験人材も積極採用していくようだ。「応募される方の経歴などに応じて、スタート職域を複数設けてあります」(同社)

 また、積極的な「M&Aおよび事業譲渡」も進めていき、九州全域において「事業承継やコロナ融資にともなう経営悪化などの問題を抱えている事業会社」を対象とし、各地方銀行をはじめ事業譲渡を推進している協力会社と連携を図っていくという。

 九州大学(福岡市西区)の近隣にICT個別指導の中核をなす「英進個別 講師センター ICT教育Labo」も3月に開設予定で、数百名の九州大学の学生を講師として採用。九州全域の個別指導教室へオンライン授業を提供していく。

 さらに、4月からは、「こどもの心の見える化」を具現化する自社開発の「MeYELL(ミエール)診断システム」のサービス提供を開始予定。MeYELL診断システムは、100問の設問に回答することで、「心のアクセル度」や「心のブレーキ」など、生徒の心のなかが帳票に可視化されるもの。膨大な「合格者データ」と比較することでこどもの課題抽出を行うことも可能だとしている。

 英進個別は、百道校(福岡市早良区百道)、周船寺校(西区周船寺)、学研都市校(西区徳永北)が今春開校予定だ。

【永上隼人】

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