「ふるさとの光を観つけに 長崎遊学」~全国商工会議所観光振興大会2025in長崎
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1月28日から30日の3日間、長崎で全国商工会議所観光振興大会が開催され、全国から1,800名が参加した(福岡商工会議所メンバーは総勢25名)。
毎年、この大会に参加してきたが、特にここ3年間は盛り上がりを感じる。理由は全国各地でインバウンドや国内旅行者が増加しており、刺激を受けているからであろう(このビジネスチャンスをしっかりとつかみ取り、地域活性化の起爆剤にしようと考えているのだろう)。
長崎駅を中心に本格的なコンベンション施設が集中
大会が開催されたのは「出島メッセ長崎」である。長崎駅西口から徒歩5分の場所に位置しておりアクセス良好だ。周辺には長崎マリオットホテル、ヒルトン長崎といった国際ブランドのホテルも林立している。また、北へ10分ほど歩いた場所には長崎スタジアムシティもある。
大会1日目は、地元主催者からの歓待の意味を込めた龍踊り(じゃおどり)が行われた。先発隊は子供たちが担い(30名)、後ろから本体の龍踊り部隊(青年・壮年)が激しく舞う。舞いによる体力の消耗は激しく、10分が限度であるため、人の入れ替わりが早い。子供たちも貴重な経験ができたのではないだろうか。
夜は「長崎ランタンフェスティバル」のオープニング点灯式に参加。「ふるさとの光」をみつけることができた。
2日目恒例の2024年度『全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞』には奈良商工会議所の『奈良SDGs学び旅』が選ばれた。なお、来年の大会は、6月に北海道で開催されることが発表された。
【長崎アピール】~ふるさとの光を観つけた~
われわれは、ここ長崎において、『ふるさとの光を観(み)つけに!長崎遊学』をテーマに掲げ、「全国商工会議所観光振興大会2025㏌長崎」を開催した。
地方における人口減少は深刻である。その中にあって、交流人口がもたらす経済波及や若者の定着を推進する観点から、観光が果たす役割はこれまで以上に重要となっている。
ここ長崎は観光資源が豊富な土地であるが、観光客が抱く長崎のイメージが固定化しているほか、個人旅行やインバウンドへの対応における課題も多く、観光需要の取り込みは必ずしも十分とはいえない。観光を通じた異文化の相互理解の促進という観点からも、インバウンド誘致は「平和都市・長崎」における大きなテーマであり、各地にも共通するテーマとなっている。
全国各地には旅行者を魅了する素晴らしい歴史・文化、自然、食などがある。大阪・関西万博も控えている中、今こそ、そうした“ふるさと”の地域資源の魅力を高めるとともに観光を支える人材を支えることで『観光業』を『観光産業』へと昇華させ、地域経済の活性化につなげなければならない。
こうした状況を踏まえ、商工会議所が、各地における観光振興の旗振り役を担い、「住んでよし、訪れてよし、働いてよし」の持続可能な観光地域づくりを進めていくために、長崎大会において以下のアピールを行う。
01 ふるさとの再発見と地域ブランディングの推進
02 新たなニーズの取り込みによる旅の満足度の向上
03 観光を起点とした地域経済の好循環の実現
04 地域への愛着や誇りの醸成による持続可能な観光の実現【児玉直】
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