1棟まるごとウルトラファインバブル建物の修繕コスト低減にも期待

2025年3月4日 06:00

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「大口径」が可能にした建物全体の洗浄効果

「ウルトラファインバブル」が注目を集めている。給湯器メーカーや家電メーカーも続々とウルトラファインバブル市場へ参入したほか、「刺激性のない洗浄成分」として化粧品メーカーが学会で発表するなど、2024年はウルトラファインバブルが大きな広がりを見せた年となった。

　「給湯器やシャワーヘッドなど、一部の設備に導入するのではなく、マンションまるごとウルトラファインバブル化することも可能で、これによりマンション全体のメンテナンスコスト削減も期待できます」──他社では例を見ない大口径のウルトラファインバブル生成システムを提供する（株）サンアクア（福岡市博多区）の担当者は話す。

　同社では、特許取得の特殊構造を用いたウルトラファインバブル生成システム・AQUA UFBを関東以西で供給。配管径が20mm～80mmまでの大口径にも対応しており、ビルやマンションの上水道入口に設置することで、1棟まるごとウルトラファインバブル化を可能にした。同社は、AQUA UFBの設置により期待できる主な効果について、次の5点を挙げる。

食器の汚れが落ちやすくなるほかシンクやトイレ、洗濯機内の清浄化、排水口などのバイオフィルム除去効果
建物全体の揚水ポンプや配管・排水管などの洗浄効果によるメンテナンスコスト削減
液剤などの削減によるコスト低減
洗剤の拭き上げが不要になることによる家事の時間短縮
毛穴まで水分が入り全身のスキンケア・洗浄・消臭効果（ペット含む）

　さらに同社は、AQUA UFBの特長について、「水道圧だけで稼働しますので、電気、ろ過フィルター､メンテナンスも不要です。国内で唯一、マンションやビル1棟など水道のいわゆる1次側に設置可能となっており、各住戸のメーターに誤差が出ないことは水道メーターメーカーで検査済であるほか、すでに複数の水道局とのコミュニケーションを経て設置済です」といい、AQUA UFBが発生するウルトラファインバブル数は業界トップクラスの7,120万個/㎖を誇るという。

【マンション・ビル1棟設置のメリット】

メンテナンス面だけでなく導入時の費用削減効果も大きく、仮に全40戸の分譲マンションであれば、各戸設置だと約40万円×40戸＝1,600万円ほど必要だが、大口径1つなら半分以下の費用で導入可能。
清掃業務の負担軽減や水道にともなう各設備の維持管理コスト、修繕積立金などの低減が図れる。

＜COMPANY INFORMATION＞
（株）サンアクア
代　表：三明宏聿
所在地：福岡市博多区神屋町1-9　宝州博多第1ビル6階
設　立：2008年12月
資本金：900万円
ＴＥＬ：092-292-2310
ＵＲＬ：https://www.sun-aqua.jp/aqua-ufb/

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