久原本家、能登被災地NPOに100万円の寄付を実施
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久原本家グループ(福岡県久山町)は2月、令和6年能登半島地震で被災した地域を支援するため、七尾市の伝統的な町並みの保全に取り組むNPO法人「一本杉通りの文化遺産を守る会」に100万円を寄付した。
同社は、福岡県久山町の久原村にある醤油蔵として創業し、長い歴史を持つ。昨年には、同地震で甚大な被害を受けた七尾市の鳥居醤油店と小山屋醤油店を支援し、両店の伝統の味を未来へつなぐ活動を行った。さらに、マッチング寄付の仕組みを活用し、同醤油店の商品の売上金額全額と、同額を久原本家グループが加えた合計金額を被災地へ寄付した。
鳥居醤油店と小山屋醤油店は、それぞれ大正15(1926)年、大正元(1912)年に創業。能登産の原料を使用し、自家製酵母で仕込んだ醤油を生産してきた。両店の建物は国の有形文化財に指定されているが、地震による倒壊の影響で、醤油づくりの再開が困難な状況にある。
鳥居醤油店
左:震災前の店舗、右:震災後の倉庫小山屋醤油店
左:震災前の店舗、右:震災後の麹室のある蔵【茅野雅弘】
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