「目指せ、ホーム初勝利」アビスパ、週末にFC東京戦
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3連敗スタートから始まった今シーズンだが、第4節・第5節と連勝。グッと上向きになったチームは、練習場での動きもハツラツとしている。
11日、公開練習が行われた。時折暖かい日差しが降り注ぐおだやかな気候のなか、チームはワンタッチ・ツータッチやフリックでボールをつなぎながらスピードを落とさず前進するトレーニングや、ハーフコートでのゲーム形式などのメニューをこなした。
激しく競り合うDF前嶋洋太とMF金森健志 DF安藤智哉は、「この2試合無失点で終われているのは、昨年から続いているアビスパらしいかたちなのかな」と守備面での充実を振り返る。DF安藤は前節、京都FW原大智、FWラファエル・エリアスを空中戦で圧倒。2025年アビスパの堅守の要といえる活躍を見せている。
今季初ゴールを決めたMF紺野和也は、「試合を重ねていくごとにチャンスシーンも増え、自分のシュートチャンスも増えている。チームとして、1点だけじゃなく2点、3点取れるチームになっていけば、勝ちも増えていく」と攻撃面でたしかな手ごたえを感じているようだ。
ドリブルで攻め上がるFW岩崎悠人 金明輝監督は、開幕3連敗について「いいゲームをしながらも負けてるってことは、深い原因があると感じて微調整に取り組んできた。これまでアビスパが培ってきたものを生かしながらバランスを整え、アウェーで連勝できたのはよかった」と振り返る。その一方で、「大事なのは次ですね」と気持ちを引き締める。「まだ2勝3敗で負け越してます。ホームでの初勝利、勝敗を五分に戻すというところでも大事だと思っています」と連勝に浮かれることもなく、冷静に次の試合を見据えていた。
ボールを奪ったら素早く前進し、相手の陣容が整う前にシュート。プレーの切り替え、選手の判断、ともに「速さ」が重要になる。前節はその速さ、強さを前面に出した京都と真っ向から渡り合って完勝。いい守備で相手の攻撃を遮断し、鋭く攻撃に打って出る。攻守にわたってダイナミックなプレーが、「ミョンヒアビスパ」のカラーだ。
強烈なシュートを放つDF前嶋洋太 次の試合は第6節。15日、ホームのベスト電器スタジアムにFC東京を迎えて行われる。アビスパがダイナミックかつスピーディーなプレーで本拠地初勝利を挙げる姿を、ぜひ目撃しよう。
【深水央】
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