日本銀行が27日に発表した2026年3月期決算によると、国債評価損は45兆4,414億円と前期から1.59倍に膨らみ、過去最大を更新した。国債の保有残高(簿価)は530兆8,695億円、時価は485兆4,280億円だった。
長期金利が上昇したことから、国債の市場価格が下落していることが要因。背景には日銀が24年に大規模緩和策を転換し、昨年末までに数次にわたる利上げを実施したこと、財政の悪化懸念に加え、中東情勢の影響を受けた原油価格高騰などが重なったことがある。
企業の最終利益に相当する当期剰余金は1兆9,263億円(前期比14.9%減)だった。利上げにともない当座預金への支払利息が増え、利益を圧迫した。
国庫納付金は1兆8,300億円となり、3年ぶりに2兆円を下回った。純資産は5兆7,024億円 と、前期より減少した。
【茅野雅弘】
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