野球サムライジャパン、台湾代表と来春対戦決定
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台湾プロ野球連盟は、来年3月に大阪ドームとナゴヤドームで、日本代表の「サムライジャパン」と対戦することを明らかにした。
今月開催された「プレミア12」では、両者ともに悔しい敗れ方をしたが、来年のチーム状態を占う調整試合として期待を集める。東日本大震災以降、多額の義援金を送った台湾に対し、感謝の意を表す形で、2012年に東京ドームで「日本対台湾」の親善試合が行われたが、代表チームでの交流試合は、4年ぶりとなる。
台湾プロ野球連盟の朱康震秘書長は「リーグの中から最高の選手を選出できるよう、各チームに要請したい。監督、コーチの人選についても今後検討していく」と述べた。開幕前の交流戦は、二軍選手を中心とした、控えのメンバーで行われることが多く、発表の記者会見では、台湾メディアから「陽岱鋼(日本ハム)や郭俊麟(西武)、陳冠宇(ロッテ)らの選手は出場するのか?」との質問が浴びせられたが、朱秘書長は「キャンプやオープン戦など日本チームの事情があるだろうし、現時点では何とも言えない」と応えるにとどめた。
2012年の東京での親善試合の際には、「日本から招いた割には、スケジュールが過密すぎる」と選手側から不満の声が上がった。試合前日の午後に東京に入り、すぐに練習開始。その翌日から連戦を行うという過密さだったため、「調整のリズムが崩れた」と現地メディアに不満を漏らす選手もいた。
今回の交流試合も、「5日大阪、6日名古屋」という移動を挟んでのタイトな2連戦になる予定。気候の温暖な台湾では、プロ野球は通常、日本より2~3週間早く開幕するが、開幕前の、この時期に、台湾側が第一線で活躍するメンバーを召集するか否か、また、日本側も「キャンプ終了直後」に、どのくらいのレベルのメンバーを揃えるのかも注目される。
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