シダー、25年3月期決算 営業・最終利益ともに大幅増益

 9日、(株)シダー(本社:北九州市小倉北区、座小田孝安代表)は2025年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は178億2,900万円(前期比3.0%増)、営業利益は8億9,200万円(同16.2%増)、経常利益は6億6,800万円(同3.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3億4,700万円(同71.1%増)となり、増収増益を確保した。

 決算要因としては、デイサービス事業および施設サービス事業において施設稼働率の向上を目指したサービス強化が奏功し、いずれも増収増益を記録した。一方、在宅サービス事業では効率化を進めたものの、引き続き赤字が続いた。また、特別利益として保険解約返戻金1億1,200万円と固定資産売却益7,000万円を計上した一方で、特別功労金2億5,000万円を特別損失に計上した。

 来期(2026年3月期)の業績予想については、売上高は178億9,800万円(前期比0.4%増)、営業利益は6億7,000万円(同24.8%減)、経常利益は3億9,600万円(同40.7%減)、当期純利益は2億5,100万円(同27.7%減)を見込んでおり、各利益項目で減益となる見通し。 

【寺村朋輝】

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