2024年12月23日( 月 )

韓国のパチンコ好きが福岡の宿泊需要を下支え?

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外国人観光客の宿泊需要の高まりに応えて、「Airbnb」などの宿泊予約サイトとともに、一般の住居施設を宿泊用として貸し出す「民泊」が規制・緩和などで取り沙汰されているが、旅館業法など関連法規をクリアし、正々堂々と事業を行おうとする業者も少なくはない。福岡市内では、ゲストハウスとしてリニューアルしたアパートやビルの空きテナントなどの姿を目にする機会も増えてきた。

 店舗を構える以上、安定した宿泊需要の推移の見込みがあるかどうかが、ポイントの1つ。主に韓国人旅行者をターゲットとするゲストハウスの経営者は、「私のゲストハウスに泊まる韓国人の目的はパチンコが多い。複数人のグループで1週間ほど滞在し、朝の開店前から並んで閉店まで打っている。観光目的はブームが影響するだろうが、パチンコ目的の韓国人宿泊者は大きく減ったりはしないだろう」と語る。

日本まで打ちにくる韓国人のパチンコ好きは、2006年に韓国でパチンコが法律で禁止されてから増加。観光目的の外国人旅行者が増えるなか、比較的安い料金で宿泊予約がとれるゲストハウスへと流れているようだ。個人単位で比べると、いわゆる「爆買い」の中国人よりも、お金を遣っているのかもしれない。

 

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