8日、ニューヨーク市場の指標原油は一時1バレル36ドル台に下がり、6年10カ月ぶりの安値をつけた。4日に開かれたOPEC(石油輸出国機構)の会合で価格維持のための協調減産が見送られたことが影響。石油の減産をめぐっては、協調減産派とシェア維持優先派の間で意見が対立しており、今後も原油価格の低迷が長引くと見られている。原油安は、ガソリン、プラスチック製品の値下がりによる購買意欲の向上といった好影響があるが、産油国の通貨の急落や石油株の下落、各社エネルギー事業の減益、資源関連企業のデフォルト(債務不履行)にもつながっている。
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