「福岡プリンスホテル ももち浜」、来年3月開業へ 全室オーシャンビュー

 百道浜で建設中のプリンスホテルについて、正式な名称を「福岡プリンスホテル ももち浜」とし、2026年3月17日に開業となることが発表された。運営を担う(株)西武・プリンスホテルズワールドワイド(東京都豊島区)が9日発表した。福岡市内では宿泊特化型の「プリンス スマート イン 博多」が22年10月に開業しているが、基幹ブランドである「プリンスホテル」としては初めてとなる。

福岡プリンスホテル ももち浜    同ホテルは福岡タワーの西側で建設が進められており、地上20階建て、客室全229室はオーシャンビュー。レストラン、カフェ、宴会場、クラブラウンジのほか、フィットネスジムや多目的ホールも備える(所在地:福岡市早良区百道浜2-3-23、敷地面積:3,968m2、延床面積:2万642m2)。

 運営会社は、「(福岡について)今後もさらなる観光需要が見込まれる」「百道浜エリアは、目の前に広がる海辺の絶景が望めるリゾートエリアとしてさらなる成長を期待できる」ことを進出の理由としている。

 同エリアには宿泊施設が「ヒルトン福岡シーホーク」と「シーサイドホテルツインズももち」しかなく、潜在的な需要が見込める一方で、地下鉄の駅からやや遠く交通手段がバスに限られる点で懸念は残る。ブランド力とオーシャンビューなどの施設の魅力でどれだけ需要を取り込めるか、注目される。

【茅野雅弘】

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