1日、消費者庁はP&Gジャパン(合)(本社:神戸市中央区)に対し、同社が販売する「ファブリーズ お風呂用防カビ剤」に関する表示が景品表示法に違反していたとして、同法に基づく措置命令を出した。
対象となったのは、2022年4月15日~23年5月18日までの期間に商品パッケージや自社ウェブサイト、テレビCM、YouTube動画広告などで表示されていた内容。P&Gジャパンは「お風呂に置くだけで黒カビを防ぐ」「防カビ効果は約6週間持続します」「BIOコートテクノロジーが浴室全体をコーティングし、黒カビの成長を防ぐ」などと記載し、あたかも商品を設置するだけで浴室全体に効果がおよぶかのような表示をしていた。

しかし、消費者庁が同社に表示の裏付けとなる合理的な根拠資料の提出を求めたところ、提出された資料は効果を裏付けるには不十分と判断された。これにより、表示は実際の性能よりも著しく優良であると誤認させる不当表示に該当するとして、景品表示法違反と認定された。
措置命令では同社に対し、不当表示の内容を一般消費者に周知徹底することや、再発防止策の徹底を命じた。
【寺村朋輝】
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