【倒産】ANA NEO(株)(東京都港区) 仮想旅行アプリ運営

特別清算開始命令
負債総額39億8,000万円

 ANA NEO(株)は東京地裁へ特別清算の申立を行い、8月25日に特別清算開始命令を受けた。

 同社はANAホールディングス(株)、JP GAMES(株)、CX(株)の3社の出資により2020年8月に設立された合弁会社で、バーチャルトラベルプラットフォームアプリ「ANA GranWhale」を運営していた。「ANA GranWhale」は23年12月にローンチされた世界各地の旅先をVR技術で再現したメタバース旅行サービスで、V-TRIP(旅のテーマパーク空間)とSkyモール(ショッピング空間)の2つのサービスで構成されていた。V-TRIPはメタバース空間での旅行体験を可能とし、Skyモールではバーチャル空間内で実際のショッピングを行うことができた。

 しかし、25年1月に事業継続困難と判断し、2月28日をもってサービスを終了することを公表。その後、株主総会決議により5月31日に解散していた。

 負債総額は25年3月期末時点で約39億8,000万円。

業種 仮想旅行アプリ運営
企業名称 ANA NEO(株)
所在地 東京都港区新橋1-1-13
設立 2020年8月
資本金 8,735万円

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