【倒産】スタイル(株)(東京都墨田区) 卸売小売

破産手続開始決定

負債総額11億7,900万円

 スタイル(株)は9月18日、東京地裁から破産手続開始決定を受けた。

 申請代理人は岡野真也弁護士((弁)岡野真也法律事務所、東京都中央区日本橋本石町3-1-2、電話03-6804-8388)。

 破産管財人は綾克己弁護士(ときわ法律事務所、東京都千代田区大手町1-8-1、電話03-3271-5140)。

 同社は財布やカバンなど革製品の企画販売を行う。「Paul Smith(ポールスミス)」など海外有名ブランドとライセンス契約を締結、アウトレットモールなどに小売店舗を展開していた。2018年3月期には売上高90億円を計上したが、コロナ禍の休業や営業制限で21年3月期には67億円台に減少、赤字に転落した。その後はキャッシュレスの普及による財布需要の低迷などにより、24年3月期は売上高58億円、最終損失は3億5,000万円まで拡大。新規ブランドとのライセンス契約で巻き返しを図るも、コスト高で業績回復が遅れていた。

 8月19日までに事業を停止し、東京地裁に対して破産手続開始の申請準備に入っていた。

 負債総額は債権者526名に対して約11億7,900万円。

業種 卸売小売
企業名称 スタイル(株)
所在地 東京都墨田区両国4-31-11
設立 1992年4月
資本金 1億円

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