【倒産】中川企画建設（株）（大阪市中央区）　建設

会社更生法の適用を申請
負債総額222億円

　中川企画建設（株）は10月9日、大阪地方裁判所へ会社更生法の適用を申請し、同日、同地裁より保全管理命令および弁済禁止の保全処分を受けた。

　申請代理人は赤木翔一弁護士（（弁）関西法律特許事務所、大阪市中央区北浜2-5-23、電話06-6231-3210）ほか。保全管理人は高木大地弁護士（同事務所）。

　同社は1963年10月に中川鉄工所として創業。66年3月に中川建鉄（株）として法人改組された建設業者。2004年に中川企画建設（株）に商号変更した。パチンコ店の建築工事から始まり、その後、公共施設、ホテル、スーパー、マンション、工場、物流施設などの施設建築に加えて、官公庁発注の土木・管渠構築へも事業領域を拡大した。06年に東京支店を開設以降、福島、沖縄、福岡に支店を設けた。近年は太陽光発電設備（メガソーラー）を多く受注していたが、福岡では現在プロジェクト進行中の大型遊戯施設の見積にも参加していた。

　負債は債権者約600名超に対して約222億円。事業は継続なかで、スポンサー企業を選定して再建を進める方針としている。