高田工業所、26年3月期中間の業績予想を下方修正 通期予想は据え置き

 30日、(株)高田工業所(北九州市八幡西区、高田寿一郎代表)は、25年3月期中間決算の連結業績予想を下方修正した。発表によると、売上高は従来予想の278億円から253億5,000万円(前回比8.8%減)へ、営業利益は8億3,000万円から2億5,000万円(同69.8%減)へ、経常利益は7億5,000万円から1億9,000万円(同74.6%減)へ、四半期純利益は4億3,000万円から1億4,000万円(同67.4%減)へと大幅に引き下げた。

 個別業績についても同様に下方修正し、売上高は230億円から220億4,000万円(同4.1%減)、営業利益は8億円から2億9,000万円(同63.7%減)、経常利益は9億円から3億9,000万円(同56.6%減)、中間純利益は6億2,000万円から3億1,000万円(同50.0%減)へと見通しを引き下げた。

 業績予想の修正理由について同社は、例年より定期修理工事が少ない閑散期を踏まえ、大型建設工事の確保によって売上高の維持を図ったものの、一部工事の工期が第3四半期以降にずれ込んだことが主因と説明している。売上高の減少にともない、利益面も計画を下回る見込みとなった。

 なお、25年3月期通期の業績予想については、第3四半期以降に多数の受注残を確保していることから、通期見通しは据え置いている。

【寺村朋輝】

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