エントリーグループ、創立50周年記念祝賀会を盛大に開催

　エントリーグループは11月14日、ホテルオークラ福岡で創立50周年記念祝賀会を開催した。グループの中核会社であるエントリーサービスプロモーション（株）が今年で創業50周年を迎えたことによる節目として行われた。政財界、金融、メディア、国内外のビジネスパートナー約450名が来場した。

　祝賀会のテーマは「50年の感謝と世界に羽ばたく」。式典は、企業沿革を紹介するVTRの上映から幕を開けた。映像では、同社代表取締役・新井洋子氏が、女性が働ける場づくりを志して創業し、アジア太平洋博覧会や福岡ドームなど地域に根差した現場で事業を拡大してきた歩みが紹介された。新井代表は挨拶で、同社が「人を育て、人を活かす」を信条に成長してきたと振り返り、今後はグローバル人財育成事業を一層強化する方針を示した。

　会場では、舞妓芸妓による祝舞や韓国スンビラボによるステージなど多彩な演出が披露され、華やかな雰囲気に包まれた。来賓祝辞では、自由民主党参議院議員会長・松山政司氏や福岡県知事の服部誠太郎氏らが登壇し、女性活躍推進や雇用創出に貢献してきた同社の実績を評価しつつ、さらなる成長への期待を寄せた。

　エントリーサービスプロモーションは、コロナ禍で一時的な打撃を受けたものの、その後は着実に回復し、売上は12億円前後で推移。2025年3月期も約12億5,000万円を計上した。

　半世紀にわたり福岡の街とともに歩んできた同グループは、地域で育まれたネットワークを土台に、国内外のパートナーとの連携を深め、地域と世界を結ぶ役割を強化していく方針だ。

【岩本願】