時代に合わせた「強み」をつくり アパレル業界の荒波に立ち向かう|津田産業
<COMPANY INFORMATION>
津田産業(株)
代 表:津田鶴太郎ほか1名
所在地:福岡市東区多の津1-7-2
設 立:1946年10月
資本金:9,610万円
TEL:092-623-3931
URL:https://tsudasangyo.com
【目次】
- 主要取引先を量販店などにシフト
津田産業は衣料品卸から自社企画・製造へ展開し、量販店向け小ロット対応と商社機能で高いコスパを実現する。 - 中国からインドへ 生産拠点も移転進める
中国依存から脱却しインドへ生産移管を進め、多様な素材と四季対応製品を活用しながら企画提案力と人材力で競争力を高める。 - 求人情報
主要取引先を
量販店などにシフト
繊維・アパレル産業は、時代の荒波に翻弄され続けてきた。高度経済成長期の隆盛期には多くのプレイヤーが国内に存在したが、その後、生産拠点は人件費の安い海外へと流出。大手ファストファッションやインターネット販売の台頭によって仲卸企業や小売店が淘汰されていった。そのなかで消費者の衣料品に対する価値観も変化し、「高価格でも納得できる価値を求める」「できるだけ安く抑えたい」という、二極化した志向が定着してきた。
津田産業(株)は、この産業の荒波を時流に合わせながら75年以上にわたり乗り越えてきた企業である。福岡・九州を地盤とし、もともとは衣料品や繊維を各地の小売店に卸す業態を中心としていたが、自社で企画・製造を手がける体制を整え、近年はディスカウントストアや量販店などを主要取引先とする方向へシフトしている。大手との取引拡大により、取扱品もかつてのような大量生産品にとどまらず、消費者ニーズや地域特性に応じた小ロット品にも対応する必要が生じた。そのため同社は商社機能を自ら担い、中間マージンを省く仕組みを構築。よりコストパフォーマンスの高い製品を供給・流通できる体制を強みに、業界内での差別化を図っている。
中国からインドへ
生産拠点も移転進める
また、時代に合った生産体制の構築にも積極的に取り組む。代表の津田鶴太郎氏は「主要生産拠点を従来の中国からインドへ移しています。インドでは、これまでインド綿による夏向けの製品が中心でしたが、近年はポリエステルなど多様な素材を使い、四季に対応する製品も生産できるようになりました。こうした状況を背景に、当社には現地語を話すバングラデシュ人スタッフが在籍し、大いに活躍してくれています」と語る。
消費者・取引先・生産拠点など、同社を取り巻く環境はいまも大きな変化のただなかにある。津田代表は「こうした状況ですから、どうしたらよく売れるのかといった点について、取引先とともに企画し、折衝する力が強く求められています。当社はそうした能力を持つ人材をさらに増やし、成長を続けていきたいと考えています」と力強く語った。
<求人情報>
津田産業(株)
業 種 :婦人服卸売・企画・販売
職 種 :営業
勤務地 :本社(福岡市東区多の津1-7-2)
採用担当:永友隆行
TEL :092-623-3931(代表)








