汚泥の再資源化技術で日本を支える 環境ソリューションの最先端企業|冨士機

<COMPANY INFORMATION>
(株)冨士機

代表取締役会長:藤田以和彦
代表取締役社長:藤田岳彦
所在地:福岡市博多区博多駅東1-10-30
    冨士機博多駅東ビル
設 立:1972年9月
資本金:5,000万円
TEL:092-432-8510
URL:https://www.kk-fujiki.jp


 地下トンネル工事などで発生する泥土を瞬時に再資源化する最先端技術で注目を集める(株)冨士機。汚泥処理や環境資材の開発を通じて国土建設を陰で支え、リニア中央新幹線や福島第一原発関連事業など国家的プロジェクトでもその実力を発揮している。

【目次】

国土建設を陰で支える
残土処理の最先端技術

 地下トンネルの掘削工事を行うと、軟弱な掘削泥土が大量に発生することがある。掘削泥土の迅速かつ適切な処理と再資源化は工事を進めるうえで不可欠の工程であり、その工程を世界最先端の技術で支えるのが(株)冨士機だ。

 トンネルで掘削を行うシールドマシンの裏側では、1時間あたり数百m3もの掘削泥土が発生する。冨士機が提供する最新のソリューションが掘削泥土の処理に要する時間はわずか1~1.5秒。大量に発生する泥土に対して瞬間的な速さで処理を施しながら、連続24時間稼働で再資源化していく。泥土処理は、地上の日光が当たるところへ出る前の地下で行われることによって、法律上の問題も円滑にクリアができる。冨士機の技術がトータルで現場から求められているゆえんだ。

東京ソイルテックセンター(東京都大田区)
東京ソイルテックセンター(東京都大田区)

    これまで同社のソリューションは、首都圏の地下高速道路などといった大規模プロジェクトに採用されてきた。現在は北海道新幹線のトンネル掘削工事やリニア中央新幹線の工事でも利用されている。大型シールド工事や大規模造成工事、浚渫工事などでは大量の泥土、残土処理が想定されているため、同社は1時間あたり1,000m3の処理能力を持つ機械を開発している。

 この他にも同社は、東京電力福島第一原発事故で発生した大量の除染土の処理にも携わっている。冨士機の技術は、低レベル放射性廃棄物である除染土を処理し、埋め戻しに求められる強度や形状などの要件を満たす再生資材を製造するにあたって、確実な技術で高い評価を受けている。

日本の未来を支える
環境ソリューション企業

代表取締役会長・藤田以和彦氏
代表取締役会長・藤田以和彦氏

    冨士機は汚泥処理プラントと流動化処理土・中性化固化材をはじめとする環境ソリューション分野で国内トップクラスの企業だ。創業者で現会長の藤田以和彦氏が、1969年に実父が経営する鉄工所を継承し、72年に前身の富士機鉄工を立ち上げたことから同社は始まる。父親が戦闘機開発のプロジェクトメンバーであり、その技術者魂が自分のなかにも流れていることを自覚していたという以和彦氏は、福岡大学在籍中から家業の鉄工所を手伝うとともに、機械製作に夢中になりながら将来の技術開発の礎を着実に築いてきた。

 同社を国内トップ水準の技術企業に押し上げたのは先述の汚泥処理技術だ。開発に先立って以和彦氏は、建設現場で発生する掘削土が、その後別の場所へわざわざ輸送されて処理されているのを見るにつけ、現場で処理する方法を確立すれば大幅にコストを削減できるのではないかと思案した。その解決のために以和彦氏は研究に打ち込むとともに、さまざまな学会にも顔を出して専門家の意見を聞くなどし、ついに「中性固化材」を開発した。

 この他にも冨士機はグループで生コンクリートの製造工場も運営しており、そこでも最新の環境ソリューション技術を導入している。生コンは建設事業において欠かせない建設資材の1つだが、近年は環境に配慮した生コンの製造が求められるようになった。これまで生コン業界が課題の1つとして抱えてきたのが、建設現場で余った生コンいわゆる「残コン・戻りコン」の処理である。この残コン・戻りコンと呼ばれるものの多くは、従来、産業廃棄物として処理されざるを得なかった。

 しかし、同社は独自の技術でこの「残コン・戻りコン」をJIS規格に基づいた適正な処理を施して再資源化することを可能にした。この再資源化システムは、すでに同社グループの生コン工場に導入され、現在稼働している。

 このように同社は、建設現場で欠かせない環境ソリューションを開発し提供する企業として、日本の国土を支えている。

未来を担う人材
文理問わず幅広く求む

マルチブレーカーTAJIKU
マルチブレーカーTAJIKU

 冨士機は代表取締役社長の藤田岳彦氏のもとで、さらなる飛躍を遂げつつある。そんな技術企業である同社は非常に柔軟な人材戦略をとっている。同社が育てたい人材はもちろん技術者だが、とくに理系出身者だけに門戸を限っていない。文系学部出身者であっても、「やる気」があれば受け入れ、一人前の技術者に育て上げる。

 また、外国人材も積極的に登用している。ネパールの国立大学出身の優秀な技術者たちが複数在籍し、主に機械設計や電気制御設計を担当している。彼らの高い能力は日本人社員にも刺激を与えているという。環境技術で世界をリードする冨士機の世界に、我こそはと思う人はぜひ挑戦してほしい。


<求人情報>
(株)冨士機

(株)冨士機 求人情報業 種 :プラント製造
職 種 :制御設計・機械設計・営業・資材管理業務
勤務地 :桂川工場(福岡県嘉穂郡桂川町)
採用担当:川口真司
TEL :0948-65-4420
採用ページ:https://www.kk-fujiki.jp/recruit/

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