ライフラインの最後の砦を担う 従業員ファーストで唯一無二の存在に|山本設備工業
<COMPANY INFORMATION>
山本設備工業(株)
代 表:山本慎一
所在地:福岡市南区清水3-5-27
設 立:1961年3月
資本金:5,000万円
TEL:092-554-5930
URL:https://www.y-s-k.co.jp
福岡を拠点に給排水衛生・空調・消防設備の設計から施工、アフターサービスまでを担う山本設備工業(株)。人口減少やインフラの老朽化、施工現場の人材不足といった逆風下にあっても、「従業員ファースト」の経営姿勢と「唯一無二の存在」を目指すという理念を掲げ、持続可能な成長に挑んでいる。
【目次】
- 老朽化するインフラと業界の深刻な施工力不足
老朽化する水道管や下水設備の更新が遅れ、施工力不足が生活水準に影響する現状を示す。 - AIやロボットの導入は困難 人の力が頼り
複雑な水道管更新は機械化が難しく、人の手による施工が不可欠である現場実情を述べる。 - 従業員ファーストの経営
ES向上や研修制度を通じて若手が定着し活躍できる従業員ファーストの経営に触れる。 - 来年で創業70年 その先の「100年企業」へ
水と空気を守る使命を掲げ、地域に必要とされ続ける企業として100年企業を目指す姿勢を示す。 - 求人情報
老朽化するインフラと
業界の深刻な施工力不足
福岡市内を含め、全国的に水道管や下水設備の老朽化が加速しているものの、更新工事のスピードが需要に追いついていないのが現状だ。市営住宅の内部配管など、水道局の管轄外の設備も多く、更新が遅れれば生活レベルが低下しかねない。しかし、現場を担う人材不足が深刻で、更新がままならないのが現状だ。
山本設備工業(株)の山本慎一社長(以下、山本氏)は「水道管の老朽化対策は待ったなしです。本来なら現在の倍のスピードで更新しないと追いつきません。ただ、設置して50年超経過した水道管をすべて入れ替えることは、施工力が圧倒的に不足している現状では難しいでしょう」と述べたうえで、「施工を担う人材が減り続け、工事需要だけが膨らんでいく。設備業者や配管工などは疲弊し、人が減り続ける一方です。このままでは国民の生活の質が確実に下がっていくのではないでしょうか」と現状を憂えた。
AIやロボットの導入は困難
人の力が頼り
近年は人手不足の解消策として、AIやロボットの導入が声高に叫ばれているが、水道管は構造が複雑なこともあり、現場にAIやロボットを導入できるようになるのは、かなり先の話になると予測されている。
「水道管の更新スピードは理想の半分以下で、それを阻んでいるのは複雑な道路網や住宅密集地域の制約による作業の難しさです。機械化やロボット化の投資は現実的ではなく、結局『掘って確かめる』という旧来のやり方に頼るしかありません。施工現場では人の力が頼りなのです」(山本氏)。
山本氏は新卒社員採用の際にも「この仕事は文明の基盤。水や空気は人の体に入るものだから、最後は人の手でやらなければならない。いかにAIなどが発達しても、この役割は変わらないでしょう」と説明している。
従業員ファーストの経営
経営方針として「人が集まり、共に成長し、いきいきと働いて 地域の設備工事を支える 唯一無二の存在になる」を掲げる山本設備工業は、毎年5名前後の新卒社員を採用し、高い定着率を誇っている。70人超の社員のうち、20代・30代の社員が過半数を占め、多くの若手社員が活躍している。
若手社員の定着率の高さの秘訣について尋ねたところ、返ってきた答えは「従業員ファーストの経営」というものだった。同社では2020年から「ES(従業員満足度)」の向上に取り組んでいる。ESとは、業務内容・給与・福利厚生・職場環境・人間関係など、職場における総合的な満足度を指す。毎年、全社員を対象に50問におよぶESアンケートを無記名で実施しており、従業員満足度の測定値が得られる。いわば、会社の“通知表”のようなものだ。
また、寄せられた意見から課題を抽出し、改善策を1つひとつ積み重ねることで、働きやすい環境づくりを進めている。こうした継続的な取り組みこそが、社員の満足度向上につながっていると考えている。
社員研修にも力を入れており、入社時は2カ月間の社内・外部講習。2年時は、配属とは違う部署での研修。その後も毎年4〜6月には階層別に研修を行い、社員に経営理念・行動指針の理解を深めてもらう。また、入社時に「コーポレートガイドブック」や「経営理念ハンドブック」を配布し、社内用語や仕組みが「聞かなくてもわかる」状態を目指している。
このような「従業員ファースト」の姿勢は、社員のモチベーションを高めるだけでなく、会社の競争力強化にもつながっているものと思われる。単なる給与や待遇だけではないこうした取り組みは、まさに山本設備工業が「唯一無二の存在」である証しと言っても過言ではないだろう。
来年で創業70年
その先の「100年企業」へ
山本設備工業は来年で創業70年を迎え、次の100年に向けた挑戦の途上にある。山本氏は「古代ギリシャの時代から、水道は文明のバロメーターでした。建物のかたちは時代と共に変わっていくでしょう。工場生産やプレハブ化が進み、建設現場に必要な人の数は減っていくかもしれません。しかし、どれだけ社会が変化しても、人間が生きるために水と空気が必要であることは永遠に変わりません。私たちの仕事は、人の体に直接入るものを扱う、いわば『ライフラインの最後の砦』なのです。人の手でしかできない価値を、これからも提供し続けていきたいと考えています」と語る。
さらに山本氏は「これまで会社が続いてきたのは、地域の皆さまに必要とされてきたからにほかなりません。これからも『従業員ファースト』の理念のもと、社員1人ひとりが成長し、輝ける会社でありたいと考えています。それが、ひいては地域社会の豊かな生活を守ることにつながると信じています。業界の未来を切りひらく『唯一無二の存在』となるべく、これからも挑戦を続けていきます」と力強く決意を述べた。
水や空気という時代が変わってもなくならない“人間の生活の基盤”を守り続けている山本設備工業の取り組みは、人口減少時代を迎える日本の企業にとって大きな指針となり得るのではないだろうか。
<求人情報>
山本設備工業(株)
業 種 :建設(設備工事)
職 種 :施工管理職・施工技術職(配管工)
勤務地 :本社(福岡市南区清水)
採用担当:安河内和茂
TEL :092-554-5930
採用ページ:https://www.y-s-k.co.jp/recruit/








