二場元ガバナーの権勢の栄枯盛衰物語(23)~クラブ側と向井・二場両氏が激論
世界的な奉仕団体である『ライオンズクラブ』。その慈善運動は社会的に広く認知されている。ところがライオンズクラブの複数の会員から「福岡地区=337-A地区には問題がある」との情報が入ってきた。本来国際奉仕団体としての活動は名誉栄達ではなく、純粋な社会貢献にある。
ライオンズ国際協会337-A地区元ガバナー
二場安之氏
約2時間におよぶ議論
2018年9月19日に16年度のガバナー・田中孝文氏を議長として、申し立てを行ったクラブと、向井・二場両氏との紛争の調停手続きが行われた。「337-A地区」2リジョンと4リジョンの合同事務局が会場であった。
出席者は田中氏のほか、申立人側調停人で元ガバナーのA、被申立人側の調停人で元ガバナーのB、申し立てを行ったクラブの前会長など当該クラブの3人と、「337-A地区」前ガバナー・向井健次氏、2リジョンのRC(リジョン・チェアパーソン)の二場氏など計8人であった。
この調停において2つの事柄が議題となった。1つは第二副地区ガバナーの選出基準に係る当時の「337-A地区」の付則は、国際会則に反するものとの指摘である。もう1つが紹介してきたゾーン再編成に関するものである。
約1時間以上におよぶ議論のなかで、ゾーン編成に関して激しいやり取りが行われた。
関係者によると、調停人より向井氏に説明を求める声が出たが「本来私が答えるべきことと思うが、担当として関わった二場氏に説明をいただきたい」という趣旨のことを述べたという。
向井氏の発言を受け二場氏は、ゾーン編成をめぐる経過を述べたうえで「4月13日の時点でガバナー(向井氏)のご決断で中止にした」「国際理事に報告し継続審議で行うことで理解を得たという認識で、4月20日に各クラブに報告した」と述べ、「いったん白紙にしたうえで、皆さんのご意見をお聞きしながら今後よきものにしようとリジョン会や諮問委員会で議論することを考えている」などを語っている。
しかし、なぜゾーン編成を行う必要があるのかとの疑問の声が出た。二場氏はこの問いに対して「人数、クラブ数に大きな差がある」と述べ「4クラブのゾーンから9クラブと格差がある」「ライオンズクラブとして公平でなければならない」として、ゾーン編成を行うべきとの主張を展開している。
向井氏は「ゾーン編成は4ゾーンの問題だけで考えていたのではなく、先々を考えて『最善とは何か』という考えのもと進めてきた」と二場氏と歩調を合わせている。
平行線のクラブ側と向井・二場両氏
これに対し、申し立てを行ったクラブ会長は「専権事項であったとしても、クラブの意見を求めたり、説明したりする機会が必要ではなかったか」と反論している。
やり取りを聞いていた田中元ガバナーは「(クラブ側が)申し立てている内容と、二場氏の説明が食い違っている」と述べたうえで「本件は3月30日までのやり方がライオンズクラブとして正しいやり方であったのかを仰っているではないか」と指摘している。
これに対し向井氏は「話を聞いたうえで、この辺で仕切ってはどうかという意見があった」と述べたが、クラブ側は「それは違う」と反論し「音声記録もある」と一歩も引かない態度を示した。
そもそも、調停の趣旨は今後の話ではなく、申し立てに至る経緯は妥当だったのかを論議すべきであるが、田中氏が指摘したようにクラブ側と向井・二場両氏の議論がかみ合っていなかったという。2リジョンに所属していない他リジョンのメンバーからすると、なぜここまで紛糾するのかと感じたことだろう。
念のために述べておきたい。18年3月1日の「2リジョン編成説明会」で発言者の意見が途中で打ち切られたことについて、二場氏は「そこはまずかったと認識している」と釈明している。非を認めたことになる。事がここまで大きくなるとは、向井氏も二場氏も考えていなかったのだろう。
(つづく)
【近藤将勝】








