二場元ガバナーの権勢の栄枯盛衰物語(39)~別府氏が337複合地区議長に抗議文
世界的な奉仕団体である『ライオンズクラブ』。その慈善運動は社会的に広く認知されている。ところがライオンズクラブの複数の会員から「福岡地区=337-A地区には問題がある」との情報が入ってきた。本来国際奉仕団体としての活動は名誉栄達ではなく、純粋な社会貢献にある。
ライオンズ国際協会337-A地区元ガバナー
二場安之氏
前回、「337-A地区」の元ガバナー10人(委任状を含む)が福岡市内に集まり協議を行った結果、別府氏の議長就任に全員が反対し、否決された。「337複合地区」の地区ガバナーも、反対していることをお伝えした。
3日から5日にかけて関係者に取材を行ったところ、どのような内容が元ガバナー会で話し合われたのか、議事録を入手し詳細が判明した。
元ガバナー会のメンバーは9人。出席者は、元国際理事の不老安正氏、渋田繁晴氏、古川隆氏、林田俊一氏、田中孝文氏、中村巧氏、山本正廣氏の7人。委任者は井上勉氏、桑田貞治氏。いずれも「337-A地区」ガバナー経験者である。
ここでライオンズ関係者はお気づきのことと思うが、二場氏や別府氏に近いガバナーはほとんど出席していない。9人のうち、渋田氏は二場氏の国際理事推薦状に署名した1人であるが、今回の別府氏の件に関して「何が正当か是非をきちんと判断されている」(参加した元ガバナー談)という。
複合地区の議長と地区ガバナーは兼任を避けるよう、日本ライオンズ本部からも通知(※)が出されている。(※前回(38)記事に掲載した通知文)
通知文において「日本ライオンズ理事会を通じて、毎年度各複合地区ガバナー協議会議長の皆さまへお願いしております内容ではございますが、協議会議長選出につきまして、次年度においても議長およびガバナー職を兼任しての選出については避けていただきますよう、次年度への申し送りをお願い申し上げることが1月27日に開催されました第 7 回理事会で承認されましたので、皆さまへお送りいたしました次第でございます」とある。
これに基づいて、元ガバナー会でも、次期ガバナーに予定されている別府氏ではなく、現ガバナーの松村氏を議長に推薦することが決定された。
元ガバナー会の決定に不服
本来ここで矛を収めるべきところだが、別府氏は議長職にこだわり、元ガバナー会の決定に不服を申し立てる文書を「337複合地区」のガバナー協議会議長・武永健治郎氏宛に送ってきたことがわかった。以下、文書全文を掲載する。
ライオンズクラブ国際協会
МD337議長 L武永 健治郎
2026年4月3日
日頃から大変お世話になっております。
337-A地区第一副地区ガバナーを務めております 別府壽信です。
337-A地区では次期議長の件で、元議長および一部の元ガバナーが4月2日に集り、次期議長に松村現ガバナーを推薦しました。
しかし、この会議は有効ではありません。下記にその理由を記載しておりますのでご確認ください。
記
1.この会議は開催日の3日前に案内がなされ、日程調整の猶予がなく突然に開かれており、欠席裁判のような決め方になっています。
2.出席者は過半数を満たしておりません。(16人中7人出席)
3.委任状はライオンズクラブでは認められません。(2人委任のようですが委任内容も不明です)
4.ほかに立候補者が2人いましたが、意見も相談もなく立候補者の権利はまったく尊重されませんでした。
5.複合地区会則第5条4項に地区ガバナーエレクトは会合を開いて、次期協議会議長を選任すると記載されています。この会議は、ライオンズクラブ国際協会会則を無視した会則違反です。
以上ご報告申し上げます。
なお、5人のМD337ガバナーエレクトは、就任後速やかに複合地区会則に則り、再度審議をいたし議長を決めさせていただきます。
決まり次第ご報告いたします。
別府壽信は(一社)日本ライオンズクラブに対し、武永議長に責任が及ばぬよう詳細な説明と責任をもって対応することを誓う次第です。
337-A地区第一副地区ガバナー 別府壽信
別府氏の「337-A地区」ガバナー就任は7月からで、4月11・12両日、北九州市で開催される年次大会での正式な承認前である。元ガバナー会の動きに焦りを感じたのだろうが、抗議文を送るなど、ことを荒立てることに何のメリットがあるのだろうか。
複数の「337-A」地区元ガバナーは「このような抗議文を送ること自体、自分の立場をわきまえていない」「公平無私の精神であるべきガバナーとして適性を欠く」と批判している。
(つづく)
【近藤将勝】










