堀内電気、太陽光併設蓄電池の第1号案件が竣工

堀内電気、太陽光併設蓄電池の第1号案件が竣工

 堀内電気(株)(福岡市博多区)は、自社が所有する太陽光発電施設「堀内大津ソーラーパーク」に併設する蓄電池設備を設置し、4月6日に現地で竣工式を実施した。同施設は、再生可能エネルギーの有効活用と電力需給の安定化を目的に、既存の太陽光発電設備に蓄電池を組み合わせたもの。

 堀内大津ソーラーパークは2020年5月に運転を開始したメガソーラーで、発電出力は1,980kW。12年に始まった固定価格買取制度(FIT)のもとで再エネ導入が進んだ一方、近年は出力抑制により売電できない時間帯が生じ、発電した電力を十分に活用できないケースもみられる。こうしたなか、22年のFIP制度導入を契機に、固定価格で売電していた発電所を市場連動型へ移行する「FIP転」も進んでいる。

 今回の設備は、同社にとって自己所有メガソーラーに併設する初の蓄電池案件となる。蓄電池容量は計約6,192kWh。事業資金の全額を伊予銀行が提供し、蓄電池事業への期待の高さを示した。1台あたりの大きさは20フィートコンテナ程度でメガソーラーに設置するには100坪以上のスペースが必要となる。4月から売電を開始する予定だ。

堀内電気、太陽光併設蓄電池の第1号案件が竣工

 竣工式にはアグリゲーター(運営事業者)をはじめとする関係者が出席し、地域における再エネ拠点としての役割や、電力の地産地消への期待が示された。太陽光発電と蓄電池の併設は、出力変動への対応や余剰電力の有効活用につながる手段として注目されており、同社の取り組みは地域エネルギーの安定供給に資するモデルケースとなりそうだ。

堀内電気、太陽光併設蓄電池の第1号案件が竣工    堀内社長は、再エネ導入の拡大にともなって蓄電池事業への注目が高まっているとしたうえで、「余剰電力を蓄えて需給調整や電力の有効活用につなげる手段として、蓄電池の重要性は増している。再エネ普及と安定供給を両立するインフラの普及をけん引していきたい」と述べ、今後の展開に意欲を示した。

【鹿島譲二】

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