穴見一族の世代交代、穴見賢一氏がアメイズの新社長に

　郊外型ビジネスホテル「HOTEL AZ」を展開する（株）アメイズ（本社：大分市）は、1月12日の取締役会で、現・取締役開発部長の穴見賢一氏を代表取締役社長にする異動を内定した。同氏は、現社長・穴見保雄氏の実子。就任予定日は2016年2月25日となっている。

　新社長の就任にともない、現代表の保雄氏は相談役に、賢一氏の叔母で現・専務取締役管理本部長の児玉幸子氏が代表取締役副社長にそれぞれ就任する。なお、保雄氏が創業した（株）ジョイフル（本社：大分市）の代表取締役相談役は、賢一氏の実兄で衆議院議員（自民党）の穴見陽一氏（現社長は、陽一氏の妻・くるみ氏）。

　同社は、「別府観光の父」といわれる実業家・油屋熊八氏が1924年に設立した（株）亀の井ホテルが前身。94年にジョイフルに経営譲渡され、2003年から保雄氏が代表取締役として指揮を執った。15年11月期、アメイズは、過去最高益となる経常利益13億5,000万円を計上。当事業年度末のホテル数は65店舗（直営62店舗、FC3店舗）、館外飲食店舗は５店舗となっている。

　今後も「HOTEL AZ」の積極展開をしていく方針の同社。16年11月期は2期連続の最高益となる経常利益14億3,300万円を見込む。創業者・保雄氏の後を継ぐ新社長の手腕が注目される。

【山下康太】