8日、(株)戸上電機製作所(本社:佐賀市、戸上信一代表)は2026年3月期の連結決算を発表した。売上高は307億4,600万円(前期比11.2%増)、営業利益は37億4,800万円(同11.2%増)、経常利益は39億8,800万円(同11.1%増)、当期純利益は26億7,500万円(同11.8%増)となり増収増益となった。
決算要因としては、主力の産業用配電機器事業は売上高256億2,900万円(前期比10.2%増)で、主力製品である波及事故防止機器(SOG開閉器)の需要回復に加え、各種コストアップにともなう価格転嫁が進展したことで販売が拡大。電力会社向け配電用自動開閉器についても、次世代型への更新需要や配電設備工事の推進により売上を伸ばした。
また、電子制御器分野では、海外向け需要増加により電磁開閉器が好調に推移したほか、電力会社向け配電自動化用子局も更新需要を背景に拡大。配電盤・システム機器分野では、設備更新案件や排水処理施設関連工事の増加が寄与した。
一方、プラスチック成形加工事業は、自動車業界向け需要増加を背景に売上高37億8,400万円(前期比25.1%増)と大きく伸長。金属加工事業も産業用機械向け需要増加により売上高12億4,400万円(同2.3%増)となった。
利益面では、売上増加に加え、一部製品で材料コスト上昇分の価格改定を実施したことが寄与し、営業利益率は12.2%を維持した。
27年3月期の業績予想については、売上高310億円(前期比0.8%増)を見込む一方、中東情勢の緊迫化にともなう部材調達リスクや人件費上昇などを織り込み、営業利益33億円(同12.0%減)、経常利益34億5,000万円(同13.5%減)、当期純利益24億5,000万円(同8.4%減)を予想している。
【寺村朋輝】








