中小企業の救済者から日本の救世主へ

富士経営グループ
（株）富士経営　代表取締役　崎田　松男

『ひらめきアカデミー』で意識改革

（株）富士経営 崎田 松男 代表取締役

　日本企業の98%以上を占め、日本雇用の７割以上を担う中小企業。日本再建の鍵は、大企業の躍進以上に、この中小企業の活力アップにかかっている。地元福岡で、その中小企業の再生・発展に取り組む献身的企業、富士経営グループ。代表取締役の崎田松男氏がグループを起こし、40年以上が経つ。崎田代表は積み重ねてきたその歴史のなかで培っ16た経験、知識、人脈を生かし、経営者の良きアドバイザーとして、必要とする企業同士を結びつける橋渡し役となり、頭を悩ませる経営者に売上高を伸ばすためのアイディアを提供するなど、多岐にわたり中小企業経営に貢献している。その貢献意識は当然次世代にも向けられており、自らの後継者はもちろん、未来の日本経済界を牽引していかねばならない若き経営者たちへのバックアップ体制として『ひらめきアカデミー』を開講するといったかたちで表れている。

　『ひらめきアカデミー』は、企業経営者が普段は得ることが難しい他業種トップとの横のつながりを得られる場であり、崎田代表の抱く３つの想いを共有できる場だ。
　１つ目の想いは、「強い中小企業」。大企業の下請けではなく、ひらめきをかたちにしていくことで、自らの手で商機をつくり出せる本当に強い中小企業を育成したいという想い。
　２つ目の想いは「よいひらめき」。柔軟な頭脳でもって独自性の高いビジネスモデルを構築する。グローバルな時代だからこそ、独自性をもってワールドワイドに通用する中小企業になろうという想い。そして３つ目の想いは、「実践に即した専門講師」。机上の空論ではなく、実際にビジネスの場で練られた現役トップや経験者たちの考えに学ぶことで、会社の存続はもちろん、持続的な発展のためのノウハウを身に付けてほしいという想い。
　人口減少、そこから生じる国内市場の縮小。中小企業がこの厳しい商環境を生き抜いていくには、「仕方がない」と日本経済の下降線をともにたどるのではなく、一企業というスケールから脱皮し、身を置く業界だけでなく、３６０度全体を見渡し多様なひらめきを得る必要性がある。

生涯続く社会貢献と日本への眼差し

　崎田代表は、一、よいひらめきは世界を平和にする。二、よいひらめきは日本を豊かにする。三、よいひらめきは私達を心身共に幸せにする。と訓をうたう。故・松下幸之助氏が40年前に無税国家（1,000兆円を貯めその金利55兆円で国家運営をやろうという構想）を唱えたが、現状は借金1,000兆円と真逆。資源のないこの国で、マイナスからのスタートを切るしかない。だからこそ「思考が一直線になりがち」では駄目なのだ。地元福岡には、惜しみないサポートを申し出てくれる同社がいる。「ひらめきアカデミー」への参加はもちろん、シンプルに経営コンサルタントとして相談を持ちかけてみるのもいいだろう。

　中小企業のサポーターを、身を粉にして努める崎田代表。冒頭述べた日本経済における中小企業の存在感というものを考えれば、崎田代表はじめ、同社の存在は本当にありがたい。日本経済が東日本大震災からの復興・2020年東京オリンピックといった『特需』を終えてもしっかりと二本足で歩いていくためにも、崎田代表が語るように「現在全国260万社近くある中小企業、そのうちの８割が赤字決算（粉飾含む）、つまり税金を納められていない状況です。この流れを断ち切らない限り、日本経済が真に復活することはできないのではないでしょうか」という現実をしっかりと直視しなければならない。
　求められる中小企業の自立。１人で頭を悩ます必要はない。「ともに知恵を絞り、ともに行動しながら日本のリーダーである中小企業の経営者の方とともに立ち、日本を元気にしていくことが、我々、富士経営の努めです」（崎田代表）。福岡には、こんなにも心強い味方がいる。

※記事内容は2015年８月31日時点のもの

＜COMPANY INFORMATION＞
富士経営グループ
（（株）富士経営、（株）富士マネージメントアカデミー、（株）富士情報デザイン、
（株）富士投資育成、（株）富士エコ研究開発、（株）NOTCH）
代　表：崎田　松男
所在地：福岡市中央区天神2-14-8
設　立：1976年10月
資本金：１億3,500万円
ＴＥＬ：092-781-7306
ＵＲＬ：http://www.fujikeiei.net/

＜プロフィール＞
崎田　松男（さきた　まつお）
福岡を中心に中小企業の再生・発展などを総合的にサポート。「福岡における企業再生コンサルティングのパイオニア」と評される。