安川電機、27年2月期中間は増収も営業減益 半導体・データセンター需要伸長、通期売上予想6,000億円へ
9日、(株)安川電機(北九州市八幡西区、小笠原浩代表)は2027年2月期中間連結決算を発表した。それによると、売上収益は2,855億9,800万円(前年同期比9.8%増)、営業利益は220億5,800万円(同5.5%減)、税引前利益は259億6,300万円(同3.0%増)、四半期純利益は189億8,800万円(同4.1%増)で、増収となったものの、営業利益は減益となった。
AI関連投資にけん引されたデータセンターや半導体関連の設備投資需要が好調に推移した。一般産業分野でも自動化需要が底堅く推移した。地域別では、日本で半導体・電子部品関連の設備投資需要が好調だったほか、一般産業の自動化需要も回復。米州ではデータセンター、半導体関連の旺盛な需要が続き、自動車や一般産業、オイル・ガス関連も底堅く推移した。中国では半導体関連投資の拡大を背景に需要が好調だったほか、韓国・台湾を中心とする中国以外のアジアでも半導体関連需要が高水準で推移した。
セグメント別では、モーションコントロール事業が業績をけん引した。売上収益は1,372億8,600万円(同21.7%増)、営業利益は159億7,300万円(同32.8%増)。データセンターや半導体関連投資の拡大を背景に、米州、中国、韓国・台湾を中心に販売が拡大した。ACサーボモータ・コントローラは半導体・電子部品関連や工作機械向けを中心に伸び、全地域で増収。インバータもデータセンター用途、半導体製造装置、オイル・ガス関連向けなどが伸長した。
一方、ロボット事業は売上収益1,184億400万円(同0.7%減)、営業利益59億7,400万円(同43.3%減)と大幅な減益となった。米州では自動車向け、中国では半導体ロボットの販売が好調だったものの、日本で基幹システム移行の影響を受けて販売が減少した。利益面では減収に加え、欧州で事業構造改革費用を一時的に計上したことが響いた。
システムエンジニアリング事業は、港湾クレーン関連などの販売拡大により、売上収益207億7,800万円(同11.2%増)、営業利益34億8,000万円(同79.5%増)となった。増収効果に加え、案件の採算改善が利益を押し上げた。その他事業は売上収益91億2,800万円(同3.5%減)、営業利益5億7,500万円(同38.5%減)となった。
同社は27年2月期の通期連結業績予想を修正した。売上収益は従来予想の5,800億円から6,000億円(前期比10.7%増)へ上方修正。一方、営業利益は600億円から575億円(同21.5%増)へ下方修正した。税引前利益は650億円から655億円(同32.2%増)、当期利益は470億円から475億円(同34.8%増)へそれぞれ引き上げた。売上収益の上方修正は、為替相場が従来想定より円安で推移していることが主因だが、営業利益には中間期に発生した基幹システム移行による生産・出荷への影響などを織り込んだとしている。
【寺村朋輝】









