【倒産】(株)千鳥屋本家ほか3社(福岡県飯塚市) 再生手続を廃止し破産手続きへ

再生手続廃止・保全管理命令
負債総額4社合計約22億6,800万円

 銘菓「千鳥饅頭」などで知られる(株)千鳥屋本家と関連3社は10月13日、福岡地裁より再生手続廃止決定を受けるとともに、保全管理人による管理を命じられた。今後、破産手続きに移行する見込み。

 保全管理人はいずれも高松康祐弁護士((弁)みらい法律事務所、福岡市中央区警固1-12-11、電話092-781-4148)。

 寛永年間(1630年頃)に佐賀で創業された前身の「松月堂」を源流にもつ。同社は2005年9月に、福岡県粕屋町で(有)千鳥屋本家として設立され、06年9月飯塚市本町に移転。25年2月に株式会社に組織変更していた。飯塚市や福岡市・天神に本店を構え、福岡県内を中心に40店舗以上を展開し、「千鳥饅頭」などの菓子を製造・販売していた。

 しかし、物価高などを背景に資金繰りが悪化。関連3社を含む4社で総額約22億6,800万円の負債を抱え、26年2月に福岡地裁へ民事再生法の適用を申請していた。

 その後、同じルーツをもち親族が経営する(株)千鳥屋宗家(兵庫県西宮市)がスポンサーとして支援に乗り出したものの、権利関係の問題などから再建手続きの継続が困難となり、再生手続廃止に至った。

 再生手続廃止の対象となったのは、(株)千鳥屋本家(飯塚市本町4-22、旧商号:(有)千鳥屋本家)、(株)千鳥屋本家(同市本町4-21)、(有)一実(福岡市中央区鳥飼2-3-6)、(株)チロリアン(飯塚市新飯塚6-23)の4社。いずれも10月13日付で再生手続が廃止され、保全管理人による管理が命じられた。

 なお、店舗は現在も通常通り営業を続けている。また、「チロリアン」などを販売する(株)千鳥饅頭総本舗(福岡市)は別会社で、今回の手続きによる営業への影響はない。

 負債総額は4社合計約22億6,800万円。


業 種:和洋菓子製造・販売
所在地:福岡県飯塚市本町4-22
設 立:2005年9月
資本金:300万円

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