クラフティア、27年3月期中間は増収増益 大型案件進捗と工事採算改善、通期利益予想を上方修正
29日、(株)クラフティア(福岡市中央区、石橋和幸代表)は2027年3月期中間連結決算を発表した。それによると、売上高は2,185億4,400万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は286億5,200万円(同25.6%増)、経常利益は313億1,200万円(同29.5%増)、中間純利益は213億4,400万円(同42.9%増)で、増収増益となった。
受注高は2,784億500万円(同1.1%増)となり、過去最大規模の手持工事を背景に大型案件の工事が進捗。増収に加え、工事利益率の改善も利益を押し上げた。
部門別では、配電線工事の売上高が297億3,900万円(同16.0%増)、屋内線工事が1,102億1,800万円(同12.2%増)と伸長した。一方、空調管工事は688億5,200万円(同8.1%減)となった。設備工事業全体では2,088億1,100万円(同5.0%増)、その他事業は97億3,300万円(同9.8%増)だった。
受注高では、配電線工事が295億1,600万円(同5.9%増)、空調管工事が1,030億5,800万円(同14.9%増)となった一方、屋内線工事は1,458億2,900万円(同7.5%減)となった。中間期末の手持工事高は5,456億4,300万円(同2.8%増)と高水準を維持。とくに空調管工事は1,918億700万円(同8.9%増)まで積み上がった。
得意先別の工事売上高では、九州電力グループ向けが275億2,600万円(同13.9%増)、一般得意先向けが1,812億8,400万円(同3.8%増)となった。工事受注高は九州電力グループ向けが292億7,200万円(同16.1%増)と伸長した一方、一般得意先向けは2,491億3,200万円(同0.4%減)だった。
利益面では、完成工事総利益が前年同期の362億100万円から432億8,100万円へ約70億8,000万円増加した。その他事業を含む売上総利益は388億2,600万円から455億5,700万円へ増加。一方、販管費の増加は160億2,100万円から169億400万円への約8億8,300万円にとどまり、営業利益は約58億4,800万円増加した。
営業外では、受取配当金が前年同期の6億4,400万円から10億9,500万円へ増加したほか、投資事業組合運用益12億3,500万円、持分法による投資利益2億3,100万円などを計上。経常利益は313億1,200万円となった。特別損失は減損損失4億4,400万円など計6億円にとどまり、中間純利益は前年同期比42.9%増となった。
同社は同日、27年3月期の通期連結業績予想を上方修正した。売上高は従来予想の5,000億円(前期比5.0%増)を据え置いた一方、営業利益を555億円から610億円(同11.7%増)へ、経常利益を590億円から650億円(同11.8%増)へ、当期純利益を405億円から425億円(同6.1%増)へそれぞれ引き上げた。大型案件の進捗などを背景に工事利益率が想定を上回っていることが要因。
通期では、設備工事業の売上高4,790億円、工事受注高4,950億円を計画する。内訳は、配電線工事が売上高605億円、受注高605億円、屋内線工事が売上高2,555億円、受注高2,655億円、空調管工事が売上高1,630億円、受注高1,690億円としている。
【寺村朋輝】









