NetIB-Newsでは、日本ビジネスインテリジェンス協会理事長・中川十郎氏の「BIS論壇」を掲載している。
今回は11月3日の記事を紹介する。
BIS文化担当常務理事・松木貴子マリアさんの『宇宙に響く薔薇の香りと愛の歌』~時空を超えた命の源流~倍音音楽&トークコンサート~が去る11月1日、白金音楽堂で開催されたのでBIS関係者10数名とともに参加した。非常に有益であった。
音楽が脳を中心に健康に良い影響を与えることは世界的に有名なノルウェー・ベルゲン大学、ステファン・ケルシュ教授や新潟大学脳研究所・伊藤浩介先生などが強調しておられる。ケルシュ教授は先年、訪日時、わがBIS(日本ビジネスインテリジェンス協会)でもご趣味のバイオリンを演奏しつつ音楽が健康にいかに良い影響を与えるかご講演いただき、参加者に多大の感銘を与え、その講演は非常に好評であった。
松木貴子マリアさんも歌唱、とくに発声法が健康に良い影響を与えるとして研究を大学院で続け、心身健康科学修士号を取得。さらに博士論文を準備中だ。またオペラ発声法ベルカントの研究にイタリアを毎年訪問されている。その努力に敬意を表したい。
今回はスペシャルトーク・ゲストとしてアロマテラピストで西九州大学客員教授の佐佐木景子先生がアロマと健康に関し、ユニークなすばらしい講演をされ極めて有益であった。
筆者がかつて商社駐在員としてバグダッド駐在中、得意先が、バグダッドではとくに夏、発汗の体臭を消すため、朝晩のシャワーの後、オーデコロンを使用しており、筆者もオーデコロンの活用を勧められた。以来50年以上、朝夕オーデコロンを使用している。
日本では男性は香に関してそれほど関心がないが、香は飛鳥、平安時代から仏教の宗教儀礼との関係で広まり、とくに平安時代には貴族が香に興味をもった。香木はまた乳香とも関連し、仏教のみならず医療などにも活用された。
乳香はBC3,000年の古代オリエントで宗教儀礼にも活用され、日本では6世紀末の推古天皇時代に仏教とともに日本に広まったという。
愛知学院大学や東京経済大学時代、講義をしていると女子学生が「先生が歩くと良い匂いがしますが、なんという香水ですか」と聞くので、朝髭剃り後にオーデコロンを使うのが商社マン時代から習慣になっていると伝えた。しばらくすると女子学生が母親の香水をつけて講義に来始め、国際貿易論、グローバルマーケティング論、貿易英語の教室はさわやかな香水の匂いが漂い、男子学生の脳にも良い影響を与えたようで、香りの漂うなかで学生諸君が講義へ集中し、講義が効果的に進んだことはアロマの香りの効用で、私語もなく静かな雰囲気で学生諸君が勉学に励んだことはアロマのおかげと今でも感謝している。
<プロフィール>
中川十郎(なかがわ・ じゅうろう)
鹿児島ラサール高等学校卒。東京外国語大学イタリア学科・国際関係専修課程卒業後、ニチメン(現:双日)入社。海外駐在20年。業務本部米州部長補佐、米国ニチメン・ニューヨーク開発担当副社長、愛知学院大学商学部教授、東京経済大学経営学部教授、同大学院教授、国際貿易、ビジネスコミュニケーション論、グローバルマーケティング研究。2006年4月より日本大学国際関係学部講師(国際マーケティング論、国際経営論入門、経営学原論)、2007年4月より日本大学大学院グローバルビジネス研究科講師(競争と情報、テクノロジーインテリジェンス)。









