ゴーギャン『パペ・モー』は75億円

 9月の記事で、友人の画家が詠んだ和歌を紹介した。

 ゴーギャンが 東京から パリに行き
 最終地は ニューヨークなり

 名だたる高級美術作品を一時、華僑資本が買い占めた時期が5年ほど続いた。しかし、中国バブルが弾けて、その資金力の勢いが失われたようだ。東京からパリへ、そしてニューヨークへ、ゴーギャンの絵は渡り歩いた。ニューヨーク・マンハッタンでの金主はユダヤ資本である。『パペ・モー』をめぐって、さまざまな思惑を抱いたバイヤーたちが押し寄せてきた。結局、75億円で商談が成立したとか。

 だが画家は唸る。「馬鹿な!安すぎる」と。

ポール・ゴーギャン作 『パペ・モー』1893年
ポール・ゴーギャン作 『パペ・モー』1893年

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