2024年11月22日( 金 )

ハローワーク職員、社労士に情報漏えい、逮捕

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

work 福岡県警は6日、職務上知った情報を社会保険労務士に漏らしたとして、ハローワーク福岡東の雇用保険適用課長(59)と元ハローワーク福岡西の期間業務職員(58)を国家公務員法違反(守秘義務違反)の容疑で逮捕した。また、情報を受けたとされる社会保険労務士も同法違反(そそのかし)の容疑で逮捕された。

 事件は福岡労働局による内部調査で、個人情報の取り扱いの抜き打ちチェックを行った際に漏えいが疑われる記録があったため発覚。2015年8月に労働局は福岡県警に告発し、今回の逮捕となった。雇用保険適用課長と元期間業務職員の2名は、逮捕された社会保険労務士から依頼を受け、14年6月ごろから11月ごろにかけて福岡県内外の男女9名分、12月頃にも女性1名分の雇用保険被保険者の職歴など個人情報を漏らした疑いがかけられている。

 データ・マックスの取材に対して、労働局は「個人情報は、基本的に情報を扱った者の自己申告とパソコン内に残されたログインIDの照会によって管理している。今回のようなことが二度と起こらないよう、書式の添付を徹底させるなどして、情報管理を強化していきたい。将来的にはよりセキュリティの高いハードの導入なども検討することになるだろう」と述べた。

 また、逮捕された社会保険労務士の事務所は「お話しできることはありません」として取材を拒否している。

 

関連キーワード

関連記事