2024年12月23日( 月 )

創業特区・福岡で創業者を強力支援

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林田俊貴税理士事務所 所長 林田 俊貴

TKC財務会計システムを導入

林田俊貴税理士事務所 林田 俊貴 所長<

林田俊貴税理士事務所 林田 俊貴 所長

 「関与先に儲かってほしい」――。こう話すのは、2015年2月に福岡市博多区で税理士事務所を開業した林田俊貴氏だ。飯塚市出身の林田氏は、嘉穂高等学校、国士舘大学を卒業後、飯塚市や大牟田市の税理士事務所で経験を積んだ後、税理士登録。開業後は、福岡市内から50km圏内を営業エリアとして活動している。

 開業後、すでに飲食店や介護事業所の立ち上げにTKC財務会計システム(※)導入などの支援を行ってきた。開業直後ということもあり、会計システム利用料を含めた顧問契約は月額3万円からスタート。顧問契約の主な内容は、経理システムの構築およびチェック、事業に関するアドバイス、月に一度の訪問による業績把握と財務に関するアドバイスを行う。記帳代行によらない経理システムの導入に強い意欲をみせ、「安定した資金繰り」と「自社管理による強い財務体質」構築のサポートで顧問先拡大を図る。

 (※)会計事務所、税理士事務所や地方公共団体などの情報サービスを行う(株)TKC(本社:栃木県宇都宮市)が提供する会計システム。全国20万5,000社超で利用され、事業規模に適した商品ラインナップのほか、業種別の会計システムも用意される。

重視すべきは資金繰り

 新規創業者にとっては、資金繰りが最も重要と言っても過言ではない。これがうまくいかないと、最終的には会社が倒産する事態にまで発展しかねないからだ。資金繰りとは、一定期間の資金の動きを「把握」ないし「予測」することだ。一般的には適当な区分ごとに収支を算出し、それぞれを加減することにより最終的な収支を算出する。売上見込み、原価試算、採用、経費などの事業計画や「どこから」「いくら」「どんな条件で」資金調達するか、助成金や補助金の活用など資金繰りにはさまざまな要素や制度が関わってくる。

 林田氏は自身がスタートアップであることもあり、サポート先の指標のなかでも資金繰りを重視。「資金繰りの管理をサポートし、新規創業者とともに業績を拡大していきたい。資金繰りから収支のライン、必要な集客数およびその方法を一緒に考え、経営のヒントを与えられる存在になりたいですね」(林田氏)と話す。

業績把握で財務強化を支援

 また、決算書類の作成を記帳代行に頼っている企業に対しては、会社の状況をリアルタイムで把握するため、TKCの会計システムの利用を推奨。これは、「毎日の取引を自身で記帳し、常に自社の業績を把握することが強い財務体質の会社づくりにつながる」(林田氏)との考えからだ。

 さらに、毎月の訪問で記帳指導や契約書・領収書・請求書などの保管・管理方法から決算書の読み方の指導も併せて行うことで、財務基盤の強い会社づくりを支援している。このように、当面は新規創業者および記帳代行を利用する企業へのサポートを強化する方針を打ち出している。

 自社の業績を常に把握することで財務戦略を描き、併せて実現の可能性が高い成長戦略を描くことができるようになる。林田氏は福岡県民の特性に「やさしい」「人を放っておかない」を挙げる。まさにその言葉がぴったりの林田氏だけに、起業数で全国トップクラスを誇る福岡市での今後の展開が大いに期待される。

※記事内容は2015年8月31日時点のもの

<INFORMATION>
林田俊貴税理士事務所
代 表:林田 俊貴
所在地:福岡市博多区吉塚本町9-15
    福岡県中小企業振興センター509
TEL:092-624-1170
FAX:092-624-1171

<プロフィール>
hayasida_pr林田 俊貴(はやしだ としき)
1978年11月9日、飯塚市生まれ。嘉穂高等学校、国士舘大学を卒業後、飯塚市や大牟田市での税理士事務所勤務を経て、2015年2月に税理士登録。人当たりがよく柔らかな物腰で、地元飯塚での人脈も幅広い。

 

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