太陽光発電の実績とノウハウで九州をリード
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(株)堀内電気 代表取締役 堀内 重夫
遊休地がクリーンエネルギーの源泉に
1997年から太陽光発電事業に参画し、現在、メガソーラーの管理業務では九州のリーディング企業となった(株)堀内電気。ここ数年は大手ゼネコンの子会社である(株)大林クリーンエナジーが開発した鹿児島県阿久根市、同薩摩郡、熊本県八代市のメガソーラー発電所で、メンテナンスを受託している。
一方、自社では低圧の分譲型ソーラーファームを開発。こちらは個人投資家向けにファイナンスから災害補償、メンテナンスまでをパッケージで提供する。土地はリース会社と綿密な計画を策定したうえで、持ち主とリース契約を締結。鹿児島県鹿屋市笠之原町、熊本市城南区城南町の物件は、いずれも完売した。こうした経験を生かして事業モデルをブラッシュアップしたのが、長崎県西海市の「堀内八木原ソーラーパーク」だ。名前の通り、同社初の自社保有物件で、敷地面積1万4,000m2、発電規模807.84kW。2015年2月に運転を開始した。「遊休地がクリーンエネルギーの源泉となれば幸いです。これからも地球環境に貢献する業務を継続していこうと思います」と堀内重夫社長。
メンテナンス業務は発電設備ごとにオーナーの意向を汲み、個別に契約している。状況確認のみの簡易契約もあれば、投資効果測定のために月次で数十ページものレポートを提出する契約もある。20年近い長期契約が多いため、オーナーと信頼関係を構築しながら、需要には柔軟に対応していくという。技術者による巡回、保険加入で態勢万全
太陽光発電の固定価格買取制度は、出力10kW未満が14年に42円から38円に削減されるなど、事業環境は日々大きく変化している。そのため、投資家の関心は設置からアフターメンテナンスへと向かっている。
「管理には高圧洗浄機器を持つビルメンテナンス会社も参入しています。しかし、機器や電気系統に異常が生じた場合は、電気の専門家である弊社ならすぐに原因を調査し、対応できます。発電設備は稼働率が命です。コストは他社より割高でも、稼働しない時間を減らすことが、結果的に投資効率を上げます」(堀内社長)。
管理要員は専門技術者をそろえ、定期的に発電所を巡回。点検業務からパネルの修理・取り替え、パワーコンディションが停止したときの復旧・安全確認、敷地の草刈、清掃までフルメンテナンスに当たっている。台風などの自然災害についても災害保険に加入。50kWシステム1カ所当たりの発電量を年200万円とする計算で、被害発生から復旧までの収入減額分を月割りで補償するなど、管理態勢には万全を期している。今後は福岡県飯塚市八木山に2~3MW、鹿児島県霧島市隼人に3.5MW、福岡県朝倉市に1.5MWの産業用メガソーラーを着工する予定。また、同社が手がけた分譲エリア周辺の発電設備についても、メンテナンス契約を取り込み、事業規模の拡大と経営基盤の安定を図っていくという。
※記事内容は2015年8月31日時点のもの
<COMPANY INFORMATION>
(株)堀内電気
代 表:堀内 重夫
所在地:福岡市南区横手2-16-3
設 立:1997年4月
資本金:4,000万円
TEL:092-588-7030
URL:http://www.horiuchi-e.co.jp<プロフィール>
堀内 重夫(ほりうち しげお)
1958年、福岡県生まれ。86年に堀内電気工事店を創業。97年に(株)堀内電気を設立。並行して太陽光発電事業に参画し、管理業務では九州をリードする企業に成長。関連キーワード
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