十八と親和の合併、新装ホヤホヤの支店はどうなる?
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26日朝、長崎県は十八銀行(長崎市)と親和銀行(佐世保市)の合併に関するニュースで揺れた。NetIBでも既報の通り、親和銀行を傘下に収めるふくおかファイナンシャルグループ(福岡市、以下ふくおかFG)に2017年4月をメドに経営統合する方針。これにともない、十八銀行と親和銀行は、18年4月をメドに合併する方向で調整をしていくとしている。
十八銀行と親和銀行は、長崎県内でしのぎを削ってきたライバル関係。その象徴とも言えるのが、長崎市の繁華街・思案橋の向かいにある、それぞれ昨年に建て替えられたばかりの十八銀行思案橋支店(15年3月16日)と親和銀行浜町支店(15年11月16日)だ。鍛冶市通りを挟んで並び建ち、夜になればライトアップされ、それぞれに存在感をアピールしている。商店街内や公共施設で、両行のキャッシュコーナーが並んでいるところも珍しくはない。
それゆえ地元では、十八銀行のふくおかFG傘下入りというニュースよりも、2行の合併という話に驚きの声があがった。地元紙は号外を出し、「十八銀と親和銀合併」をそのトップの見出しにした。事前に伝えられていなかったという十八銀行のある支店の行員は、「まさか、親和と合併するとは思っていなかった」と驚きを隠さない。合併による将来の変化に不安を覚える行員は少なくはない。また、今後の行方への地元の関心のなかには、前出の2支店のように一等地に並び建つ建物が、今後、どのように扱われるのかという話題も含まれている。
【山下 康太】
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