新たなステージに向けて、事業基盤をより強固に
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(株)九州住建 代表取締役 笠 俊治
『顧客第一主義』で信頼される企業に
防水工事業で経験を積んだ笠俊治社長が、2002年に共進防水の屋号で独立したのが(株)九州住建の始まり。住宅建築のリフォームや設備工事で基盤を築き、07年に現商号に変更。現在は太陽光発電事業や不動産販売・仲介業に力を入れている。
独立当時から掲げている『顧客第一主義』は今も変わらず、笠社長をはじめ、社員一丸となって住まう人に快適な生活空間を提供することを最優先に仕事に向き合ってきた。さまざまなメーカーとの取引を行うことで、顧客の予算や住まいの状況に応じて柔軟に対応できる「提案型」の事業を実行することで、地域の顧客からの信頼を得てきた同社。
「弊社は、最安業者ではなく最良業者として、提案をさせていただいております。もちろん、お客さまのニーズに沿ったかたちでの提案となりますが、最善の機器と施工を行うことで、より快適で安心できる住まいづくりをサポートさせていただいております」と語る笠社長。また、同社が取り組むECO環境促進事業は、個人向けには「太陽光発電」「住まいのリフォーム」「オール電化」「蓄電池」「エネファーム」、法人向けには「太陽光発電」「LED照明システム」「建物メンテナンス」などがある。これらは同社の使命とも言える、住まいの「快適」と「エコロジー」をつなぎ合わせるための事業だが、近年は再生可能エネルギーの電力買取制限が相次いでいるため、現在同社では原点に立ち返ることでこれを機に事業スキームを構築している。
建設業と不動産業のシナジー効果に期待
太陽光発電などのECO環境促進事業は顧客の住まいにとって重要事項だが、国の政策によって右往左往するのは本意ではない。政策によって顧客との約束を違えてしまえば、それは自社の信用失墜につながってしまう。そうなると長期的なスパンでの事業スキームの構築が難しくなるため、同社ではその業務内容の比率を調整している最中だ。
もともと建設・リフォーム事業を手がけていた同社にとって、リノベーションなどは得意とするところだ。建設・リフォーム事業の割合を増やし、ECO環境促進事業は顧客の要望によって増減させる。さらに、現在新たに不動産販売・仲介業に注力しようと考えている。建設・リフォーム事業での経験を積んだからこそ、不動産販売・仲介業に生かせる部分は多くある。たとえば、「収益を上げたい」というマンション経営者には空き部屋のリフォームを勧めたり、「不要な土地や物件がある」という不動産所有者には土地などの活用法をアドバイスしていく、など。
不動産事業を取り入れることで、すべての事業がつながり幅広いサービスを顧客に提供できる。ここに以前から正式リリースに向けて尽力している顧客管理システム「ホームドクターじゅう犬先生」を加えることで、売り手と買い手の双方に利点が生まれる。「ホームドクターじゅう犬先生」とは、いわゆる『住宅のカルテ』だ。いつ、どのような工事(リフォームなど)を行ったかの履歴が一目でわかるため、売り手としては資産価値の向上や管理の簡易化が図れる。一方で、買い手としては現在の状態がわかるため、安心して購入できるというメリットがある。こうした、エンドユーザーの目線に立った企画から、互いにとって『最善』の事業を組み立てる同社には、今も多くの相談が寄せられる。「今は事業スキームの構築から社員教育まで九州住建にとって地固めの時期ですが、今後もどんなご相談にも誠心誠意対応します」と笠社長は笑顔で語った。
『顧客第一主義』という芯をブレさせず、新たな事業構築に邁進する同社の今後に注目したい。※記事内容は2015年8月31日時点のもの
<COMPANY INFORMATION>
(株)九州住建
代 表:笠 俊治
所在地:福岡県糸島市前原東1-6-3 双栄ビル1F
設 立:2002年5月
資本金:1,000万円
TEL:092-332-1231
URL:http://www.q-j-k.co.jp<プロフィール>
笠 俊治(りゅう しゅんじ)
1972年生まれ。西福岡高等学校(現・福岡講倫館高等学校)中退後、防水工事会社で技術者として経験を積む。2002年に独立し、07年に(株)九州住建へと商号を変更している。趣味はゴルフなど。法人名
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