アイデア商品だけではない！カインズ福岡新宮店のもう一つの魅力

流通・小売

2016年3月4日 13:32

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1,480種類のアイテムが揃うカインズリカー

　注目を集めているカインズ福岡新宮店。同店の魅力の一つは、飲料や酒類を豊富に揃え、さらにディスカウントストアが乱立する福岡の地でも競合店に引けをとらない価格帯で勝負している点にある。福岡新宮店の一角に設けられた「カインズリカー」では約1480の酒類や飲料、加工食品を販売している。

　一例をあげれば、同社のプライベートブランドの発泡酒でフランス産ファインアロマホップを100％使用した「黄金（こがね）330ｍｌ」。モンドセレクション２年連続金賞受賞している黄金が通常価格85円を１缶78円（税込）で販売している。その他、サントリーの缶酎ハイ「ストロングゼロ350ｍｌ」は１缶98円（税込）、九州でも人気の焼酎の黒霧島（25度、1.8ｌ）は1,377円（税込）で販売。
　飲料も伊藤園の「お～いお茶」（２ｌ）１本98円（税込）、「三ツ矢サイダー」「バヤリースオレンジ」（各250ｍｌ）は各1本28円（税込）と競合店よりも安いか、同価格帯で勝負している（いずれも14日までの価格）。

　酒や飲料が安いというのは意外といえるが、カインズは日本有数の小売グループのベイシアグループに所属。スーパーマーケット「ベイシア」は関東、東海地方などに145店舗、15年２月期の売上高は2,800億円を計上。グループではスーパーのほか、コンビニの「セーブオン」なども展開することで、スケールメリットにより低価格が実現している。カインズの魅力は、掘り下げれば掘り下げるほどたくさん出てくるようだ。今後も同店の魅力を検証していきたい。

【矢野　寛之】

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